第77話 ページ28
A｢ただいまー！｣
大きな声で言うと、奥からお父さんが歩いてきた。
鬼道｢ただいま帰りました。｣
父｢おかえり。A、有人。｣
お父さんは、いつもの笑顔で私達を出迎えてくれた。
お父さんとたくさん話をした後、河川敷に行くと、予想通り皆いた。
A｢あっ、いたいたー！って、どうしたの？｣
円堂｢鬼道、A。それが…｣
A｢えっ…染岡君がチームを？｣
私は、ベンチに座っている染岡君を見た。
染岡｢何て顔してんだよ。絶対戻るから、そんな顔すんな。なっ？｣
染岡君は笑って、私の頭を撫でた。
A｢染岡君…｣
音無｢そうだ！皆さんに報告があるんです！｣
木野｢報告？｣
音無｢木暮君、出来ちゃったんです！｣
円堂｢出来ちゃったって、何が？｣
鬼道｢イプシロン戦で見せた、ディフェンス技か。｣
音無｢そうなんです！｣
木暮｢ウッシッシ！｣
染岡｢凄いじゃないか、木暮！見せてくれよ！｣
木暮｢見せてやってもいいよ。｣
壁山｢何すか？この自信。｣
木暮君の必殺技を試すため、皆が木暮君を囲む。
音無｢木暮君、頑張って！｣
木暮｢いいよ、来い！｣
塔子｢そんじゃ、行くよ！｣
ﾊﾞｰﾝｯ!
木暮君は、皆のシュートを流していく。
A｢おぉ〜！｣
塔子｢木暮、やるじゃん！｣
壁山｢こりゃ、強力なDFになるっすよ！｣
円堂｢よし、これでラストだ！｣
木暮君は、円堂君のシュートを止めた。
木野｢凄い、凄い！｣
目金｢中々の技ですね。スパイラルレックスとでも名付けますか。｣
木暮｢ダサい。俺の技は、旋風陣だ！｣
円堂｢旋風陣か！うん、いい名前だ！｣
鬼道｢これからの戦略にも、幅が出来そうだ。｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年10月5日 21時
