第51話 ページ2
次の日。
鬼道｢円堂！｣
円堂｢とうとう来たな。｣
白恋中の屋根の上から、レーゼが私達を見下ろしている。
円堂｢待ってたぜ、エイリア学園！勝負だ！｣
円堂君の蹴ったボールを、レーゼは片手で取る。
円堂｢これ以上、サッカーを破壊の道具にはさせない！｣
角馬｢凍てつく北の大地を、溶かすほどの熱気！緊急テレビ中継も行われる注目の雷門イレブン対エイリア学園ジェミニストーム！まさに世紀の決戦が始まろうとしています！｣
｢私達の学校、壊されちゃうの？｣
吹雪｢大丈夫だよ。白恋中は僕が守る。｣
円堂｢吹雪！頑張ろうぜ！｣
栗松｢エターナルブリザードで、奴らをバシッバシッ吹っ飛ばしてほしいでやんす！｣
吹雪｢うん。宇宙人なんかに負けないよ。｣
瞳子｢吹雪君、貴方センターバックに入って。｣
皆｢えぇ！？｣
瞳子｢ディフェンスに専念するのよ。絶対に前線へ上がらないで。エターナルブリザードは、封印してもらいます。｣
吹雪｢はい。｣
一之瀬｢何故です？吹雪のスピードを活かした攻撃…それが奴らへの対抗策でしょう！｣
瞳子｢意見は聞いてないわ。｣
塔子｢何だよ、あの監督。やっぱり、訳分かんないよ。｣
円堂｢監督の作戦に、従おう。｣
染岡｢円堂。｣
夏未｢この試合は、白恋中を守るためだけじゃない。全人類の命運がかかった、大事な一戦よ。｣
鬼道｢あぁ。監督もそれを承知の上で、吹雪をDFに起用したはずだ。勝つためにな。｣
円堂｢そうさ。あとは俺達が、結果を出すだけだ。｣
染岡｢へっ、俺のシュートで勝利を決めてやる。｣
吹雪｢僕も、白恋中と皆を守るために、全力で戦うよ。｣
円堂｢よーし、絶対に奴らに勝って、半田達に勝利の報告を届けるんだ！｣
円堂君が手を出すと、その上に皆が手を重ねていく。
円堂｢やるぞ！今度こそ、エイリア学園の侵略を、終わらせるんだ！｣
皆｢おーー！！｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年10月5日 21時
