第56話 ページ7
瞳子｢Aちゃん。このことを知ってまだ、エイリア学園と…皆と戦える？｣
皆と戦う…？そんなの…無理だ。
A｢…｣
瞳子｢Aちゃん、貴方はイナズマキャラバンを降りなさい。｣
A｢え…？｣
瞳子｢円堂君達か、お日さま園の皆か、どちらか決めるのは貴方よ。｣
A｢…｣
次の日。
円堂｢え？イプシロンから襲撃予告？｣
瞳子｢予告先は京都の漫遊寺中。｣
風丸｢漫遊寺中？聞いたことない学校だな。｣
夏未｢確か、FFにも参加してなかったわね。｣
瞳子｢漫遊寺中は、学校のモットーが心と体を鍛える事で、サッカー部も対抗試合はしないのよ。
でも、FFに参加していれば、間違いなく優勝候補の一つとなっていただろうと言われる、実力のあるチーム。｣
皆｢優勝候補！？｣
瞳子｢厳しい修行で鍛え抜かれた強靭な体と、研ぎ澄まされた心を持つ漫遊寺のサッカーは、スピード、パワー、何を取っても超一流。
イプシロンは、無差別に学校を襲っていたジェミニストームと違い、隠れた強豪校に照準を定めてきた。
イプシロンを倒せば、エイリア学園の本当の狙いが分かるかもしれないわね。すぐ漫遊寺に向かうわよ。｣
皆｢はい！！｣
私達は、京都に向かった。
ｺﾞｰｰﾝｯ…
風丸｢何か、のんびりしてるよな？｣
塔子｢襲撃予告なんて、全く気にしてない感じ。｣
円堂｢とにかく、サッカー部を探そうぜ。｣
吹雪｢サッカー部なら、奥の道場みたいだよ。どうもありがとう。｣
｢｢どういたしまして。｣｣
吹雪｢また何かあったらよろしくね。｣
｢｢はーい。｣｣
円堂｢と、とにかく行こうぜ。｣
A｢…私、ちょっと気分悪いから、キャラバンにいていいかな？｣
鬼道｢大丈夫か？｣
A｢うん…少し休めば、良くなると思う。｣
円堂｢そうか。じゃあ、ゆっくりしとけよ！｣
円堂君達がサッカー部を探しに行き、私はイナズマキャラバンの中に入った。
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年10月5日 21時
