第65話 ページ16
A｢痛た…ん？｣
目を開けると、円堂君に押し倒されていた。
皆｢！？｣
鬼道｢円堂、さっさと義姉さんの上から退けろ。｣
有人君を見ると、物凄い圧で私達を見下ろしていた。
円堂｢わ、悪い！すぐ退けるから…って、紐が繋がってる！｣
円堂君は、あたふたし出す。
A｢ちょっ、円堂君動かないで！｣
木野｢はい。｣
木野さんが、私と円堂君の靴紐を解いてくれた。
A｢ありがとう。｣
円堂｢サンキュー、秋。｣
私達は起き上がって、木暮君を見た。
A･円｢木暮君！/木暮！｣
piiiii…piiiii…
瞳子｢響木さんから？影山が脱走し、愛媛に真･帝国学園を設立した？｣
A･鬼｢えっ…/なっ…｣
円堂｢何だって？｣
染岡｢あいつ…まだ性懲りもなく、そんなことやってんのかよ！｣
土門｢しかも、真･帝国学園だって？｣
A｢…｣
鬼道｢くっ…｣
塔子｢鬼道？A？｣
円堂｢よし、愛媛に行こう！｣
土門｢あぁ。影山のやろうとしてることを、ぶっ潰そう！｣
夏未｢そうよ！あいつを許しちゃいけないわ！｣
塔子｢なぁ、影山って中学サッカー協会の副会長だったんだろ？｣
鬼道｢あぁ。そして、帝国学園の総帥だった。俺達の…チームの…｣
塔子｢なんでそんな人を、倒さなきゃならないんだ？｣
円堂｢勝つためには、手段を選ばない奴だったんだよ！｣
A｢しかも、自分の手は汚さずに、人を使って相手チームを蹴落とそうとする。｣
塔子｢汚ねぇの。｣
風丸｢あぁ。卑怯が服を着て歩いてるような男さ。｣
鬼道｢それだけじゃない。あいつは勝つために、神のアクアを作りだした。｣
塔子｢神のアクア…？｣
風丸｢人間の体を、根本から変えてしまうものさ。神の領域にまで。｣
夏未｢結局それが、影山の逮捕に繋がったのよ。｣
染岡｢そいつが脱走したんだ！｣
円堂｢またサッカーを使って、何か企んでいるのか？｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年10月5日 21時
