第40話 ページ41
自主トレを終えて、イナズマキャラバンに戻ると、木野さん達お手製のおにぎりが用意してあった。
円堂｢わぁ、いっただっきまーす！｣
夏未｢待って。手は洗ったのかしら？｣
皆が一斉に手の平を雷門さんに見せる。
夏未｢…よ、よろしい。｣
皆｢いっただきっまーす！！！｣
目金｢僕も握ったんですよ。いやぁ、芸術的な出来栄えで。特に梅の入ったおにぎりに注目してください！一つ一つ潰して…ちょっ、ちょっと！聞いてくださいよ！｣
A｢んー、美味しい！目金君、梅おにぎり美味しいよ！｣
私は、梅のおにぎりを頬張りながら、目金君に笑いかけた。
目金｢えっ…///そ、そうですか！それはよかったです！｣
目金君は顔を赤くして、慌てておにぎりを口に運んだ。
A｢？｣
土門｢あれ？監督は？｣
壁山｢そういや、いないっすね。｣
一之瀬｢あっ…｣
瞳子｢皆、自主トレで汗かいたでしょ。近くにお風呂があるから、すぐに入ってきなさい。｣
皆｢おぉ〜！｣
水着を着て、お風呂に浸かる。
A｢ふぅ…落ち着くなぁ…｣
夕日を見ながら、特訓の疲れを癒す。
栗松｢悔しいです！｣
壁山｢何でやねん！｣
皆｢アハハハハッ！｣
円堂｢ふぁ〜…｣
夏未｢そろそろ時間ね。女子はこっちよ。｣
雷門さんが投げたボールが、一瞬にしてテントになる。
土門｢すっげぇ！｣
壁山｢何すか、これ？｣
円堂｢俺達はこっちだ！｣
木野｢貴方はこっち！｣
木野さんと雷門さんが、イナズマキャラバンに乗ろうとした塔子さんを連れ戻す。
A｢じゃあ皆、おやすみ〜！｣
私は皆に手を振って、テントに入った。
夏未｢ねぇ、塔子さん。ちょっと聞いていいかしら？｣
塔子｢何？｣
夏未｢円堂君のことが好きなの？｣
塔子｢好きだよ。ああいう奴、大好きだ。｣
音無｢男の子としてですか？｣
塔子｢そんなの関係ないだろ？友達として、サッカー仲間として大好きだよ。｣
A｢分かる、その気持ち！私も雷門の皆が大好き！｣
塔子｢だよな！｣
夏未｢そう。｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年9月27日 21時
