第39話 ページ40
A｢染岡君、確か尾刈斗中との練習試合の時、豪炎寺君と仲間割れしてたよね？｣
染岡｢あ？何で、知ってんだよ。｣
A｢あの試合見てたからね。
染岡君、豪炎寺君のこと最初は気に入らなかったんでしょ？でも今は信頼してる。
じゃあ、その吹雪士郎君のことも、一緒に戦ってるうちに信頼するようになるんじゃない？｣
染岡｢ふんっ…｣
染岡君は、私から顔を背けた。
piiiii…piiiii…
塔子｢パパが見つかった！？｣
《謎の宇宙人達に攫われていた、財前総理は解放され、無事に保護されました。しかしこの数日間、何処にいたのかなどの詳細は明らかになっていません。》
木野｢よかったじゃない！｣
音無｢お父さんに会えますね！｣
塔子｢東京には戻らないよ。
あんな奴らは絶対許せない！だから、皆と一緒にサッカーで戦う！
円堂、一緒に戦おう！｣
円堂｢よし、地上最強チームになろうぜ！｣
円堂君と塔子さんは、拳を合わせて笑いあった。
円堂君の提案で、イナズマキャラバンは一度東京に戻った。
財前総理と挨拶を交わし、再びイナズマキャラバンは北海道を目指して走り出した。
ｷｷｨｨｨｯ!
北海道に向かう道中、イナズマキャラバンが山道で突然止まった。
夏未｢監督、何で止まったんですか？｣
瞳子｢狭いバスに乗ってばかりじゃ、体がなまるわ。トレーニングをしましょう。｣
音無｢あっ…えっと、皆さんのためのトレーニングメニューもあります！｣
円堂｢やったー！｣
円堂君が喜ぶ中、皆は乗り気じゃなかった。
円堂｢え？おい、皆…｣
瞳子｢いいわ。だったら、自主トレをしてもらうわ。この山の自然を相手に。｣
染岡｢監督のメニューよりは、マシだろうさ。｣
壁山｢そ、そうっすね。｣
円堂｢よぉし、山だ！自然だ！特訓だぁ！｣
私達は、イナズマキャラバンを降りて、自主トレを始めた。
染岡｢てやっ！｣
A｢ふっ！｣
染岡｢なに！？｣
染岡君の蹴ったボールを、空中で取って着地する。
A｢えへへっ！｣
鬼道｢流石だな、義姉さん。なら、これはどうだ！｣
染岡｢鬼道、それは高すぎないか？｣
鬼道｢心配するな。義姉さんなら…｣
A｢よしっ！｣
私は有人君の蹴ったボールを、空中で取った。
A｢染岡君、行くよ！｣
ﾊﾞｰﾝｯ!
私は、染岡君に向かって、ボールを蹴った。
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年9月27日 21時
