第38話 ページ39
風丸｢そうですよ、監督！豪炎寺は、雷門のエースストライカー。豪炎寺がいなきゃ、あいつらには…｣
土門｢もしかして、今日の試合でミスったからか？｣
円堂｢え？そうなんですか？監督。それで豪炎寺に出て行けって…｣
風丸｢ちゃんと説明してください！｣
瞳子｢私の使命は、地上最強チームを作ること。そのチームに豪炎寺君は必要ない。それだけです。｣
円堂｢でも、それじゃ説明に…豪炎寺！｣
木野｢円堂君！｣
円堂君は、豪炎寺君を追いかけていった。
染岡｢監督！何で豪炎寺を追い出すんですか！？｣
瞳子｢必要ない。ただそれだけよ。｣
染岡｢あのなぁ…！｣
染岡君は、瞳子監督に突っかかろうとする。
鬼道｢もうやめろ。そんなことをしても、豪炎寺は戻って来ないぞ。｣
一之瀬｢染岡。｣
染岡｢…くそっ！｣
有人君と一之瀬君に制されて、染岡君は悔しいそうに俯いた。
A｢円堂君…｣
一之瀬｢円堂、豪炎寺は？｣
円堂｢行っちまった。｣
染岡｢何で止めなかったんだよ！｣
円堂｢あいつは…絶対、戻って来るよ。｣
土門｢何だよ、豪炎寺の奴…1人でゲームセットかよ…｣
円堂｢違う。別れはゲームセットじゃない。出会いのためのキックオフだ！｣
piiiii…
瞳子｢北海道、白恋中のエースストライカー吹雪士郎をチームに引き入れ、戦力アップを図れ。｣
私達は、イナズマキャラバンに入り、吹雪士郎について調べる。
円堂｢で、その吹雪士郎って誰だ？｣
一之瀬｢何で、響木さんはそいつをチームに入れろって言うんだ？｣
音無｢分かりました！｣
皆が、パソコンを覗き込む。
染岡｢熊殺しの吹雪？｣
鬼道｢一試合10点、たった1人で叩き出した？｣
A｢熊より大きい？｣
風丸｢ブリザードの吹雪って異名を持つ？｣
栗松｢噂ばっかりでやんす。｣
夏未｢これで吹雪士郎のことが分かったって言えるの？｣
音無｢でも、これが限界なんです。画像も公式記録も、何もなくて…｣
鬼道｢何故…FFには参加しなかったんだろうか？｣
A｢何でだろうね…｣
円堂｢よぉし、この目で確かめてやろうぜ！その吹雪って奴の実力を！｣
イナズマキャラバンは、北海道を目指して走り出した。
土門｢なぁ、伝説のエースストライカー吹雪ってどんな奴だと思う？｣
染岡｢うちのエースストライカーは、豪炎寺に決まってるだろ！｣
土門｢あぁ…｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年9月27日 21時
