第27話 ページ28
円堂｢だから、俺達は宇宙人じゃないって！｣
｢…！｣
女の子は、私達の顔を見て微笑んだ。
A｢…！｣
円堂｢俺達は、FFで優勝した…｣
｢動かぬ証拠があるのに、往生際の悪い宇宙人ね。｣
女の子は、黒いサッカーボールを見てそう言う。
円堂｢何度言ったら分かるんだ！俺達は、宇宙人じゃない！！｣
栗松｢キャプテンの言う通りでやんす！｣
染岡｢俺達のどこが宇宙人に見えるんだよ！？｣
風丸｢疑うにも程がある！｣
｢そうやって必死に否定するとこが、ますます怪しい。｣
円堂｢宇宙人じゃないったら、宇宙人じゃない！！｣
｢いいや、宇宙人だ！｣
円堂｢宇宙人じゃない！！｣
｢宇宙人だ！｣
円堂｢違う！！｣
A｢はい、ストーップ！｣
私は、円堂君と女の子の間に割って入った。
円堂｢A、何で止めるんだよ！｣
A｢円堂君も皆も、少し落ち着いて！｣
染岡｢落ち着けるか！お前は腹立たねぇのかよ？宇宙人呼ばわりされて！｣
｢まだ言うの？この宇宙人！｣
A｢ねぇ勝負しようよ、サッカーで！｣
円堂｢え？｣
｢いいよ。そこまで言うなら、証明してもらおうか。｣
場所は変わって、グラウンド。
円堂｢向こうが大人だからって、怯むな。ピッチに立ったら、同じサッカー選手だ！｣
染岡｢あぁ、どんどんゴールを決めてやる！｣
風丸｢でも、相手が相手だけに、体力的差がある。ペース配分に注意しないと。｣
土門｢しかもこっちは、2人足りないしな。｣←※目金が選手じゃない体です。
A｢大丈夫、1人は私が入るよ！｣
土門｢え？｣
鬼道｢待て、義姉さんはまだサッカー出来る体じゃ…｣
A｢体ならもう大丈夫だよ！それに言い出しっぺが試合に出ないなんて、様にならないでしょ！
いいでしょ？円堂君。｣
円堂｢あぁ！鬼道もいいよな？｣
鬼道｢分かった。但し無理はするなよ。｣
A｢うん！｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年9月27日 21時
