第25話 ページ26
次の日の朝、雷門理事長から召集がかかった。
奈良でエイリア学園の襲撃があったと。
《先程襲撃現場で、中学校連続破壊事件の際に、宇宙人が学校破壊に使ったものと同一と思われる黒いサッカーボールが発見されました。》
モニターに、黒いサッカーボールが映る。
円堂｢黒いサッカーボール…｣
雷門理事長｢更に最新情報だ。エイリア学園は財前総理を連れ去っている。｣
ｳｨｰﾝｯ!
円堂｢豪炎寺！｣
豪炎寺｢あぁ、遅れてすまない。｣
雷門理事長｢揃ったな、諸君。
情報によれば、総理は謎の集団に連れ去られたという。この謎の集団は、エイリア学園と関係があるようだ。｣
瞳子｢出発よ。エイリア学園と、すぐに戦うことになるかもしれないわ。｣
雷門理事長｢瞳子君、円堂君達を頼む。情報は随時、イナズマキャラバンに転送する。｣
瞳子｢お願いします。｣
円堂｢イナズマキャラバン？｣
ｳｨｰﾝｯ!
円堂｢真っ暗…｣
ﾊﾟﾁｯ
皆｢おぉ〜！｣
明かりがつくと、そこにはイナズママークが入ったキャラバンがあった。
火来｢あれがイナズマキャラバン。ここ地下理事長室に繋がる、前線基地になるのです。｣
壁山｢うわぁ、かっこいいっす！｣
円堂｢基地かぁ…あっ！どうして…？｣
イナズマキャラバンの入口に、雷門中サッカー部の看板が立て掛けてあった。
響木｢ここは、言ってみれば新しい部室。だったら、こいつは必要だろうが。ハハッ！｣
円堂達｢はい！！｣
響木｢古株さん、中に積んどくからな。｣
円堂｢古株さん？｣
火来｢古株さんには、イナズマキャラバンの運転手をお願いしております。｣
私達は、イナズマキャラバンに荷物を積み込んで、響木さんと向き合った。
響木｢しっかりな、皆。｣
円堂｢はい、監督！｣
響木｢お前達はきっと、エイリア学園に勝てる。俺はそう信じているからな。｣
皆｢はい！！｣
円堂｢行くぞー、皆ー！｣
皆｢おーー！！｣
イナズマキャラバンに乗り込んで、有人君の隣に座る。
瞳子｢イナズマキャラバン、発進スタンバイ！｣
イナズマキャラバンが揺れ始め、窓の外を見ると、イナズマキャラバンごと地面が上に上がっていた。
円堂｢イナズマキャラバン…｣
皆｢発進！！｣
私達は、奈良へ向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 101人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：苺の花 | 作成日時：2019年9月27日 21時
