第35話-ジェミニストーム戦- ページ36
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
鬼道｢皆！ボールをキープして、攻めるんだ！｣
角馬｢雷門中、鬼道姉以外全員攻撃で上がっていきます！｣
栗松｢ぎゃあっ！｣
角馬｢栗松、ボールを奪われた！｣
豪炎寺｢円堂！A！｣
円堂｢ぐああっ！｣
A｢円堂君！｣
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
せめて少しでも、円堂君の負担を減らさなきゃ！
A｢きゃあっ！｣
円堂｢ぐあっ！｣
A｢間に合わな…！｣
円堂｢ぐわっ！｣
角馬｢エイリア学園、怒涛の攻撃！｣
ﾊﾞﾀｯ
角馬｢全員上がっている雷門中、何も出来ません！｣
A｢円堂君、大丈夫？｣
私は円堂君に駆け寄り、円堂君を支えた。
見ると、シュートが迫って来ていた。
A｢円堂君、危ない！きゃあっ！｣
私は、ゴールの中に吹き飛ばされた。
円堂｢A！｣
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
角馬｢エイリア学園！なんとこれで、31点目！｣
レーゼ｢どうやら、試合はここまでのようだ。これでお前達も分かったはずだ。大いなる力の前では、いかにお前達が無力であるかが。｣
円堂｢何勝った気でいるんだよ…｣
A｢そうだよ…まだまだ試合は終わってない…｣
塔子｢円堂…A…｣
円堂｢俺とAなら大丈夫だ！うっ…もう、点はやらない！｣
塔子｢ダメだよ、皆！これ以上やったら、今度は本当に円堂とAが！｣
ボールが、レーゼに渡った。
A｢これ以上、円堂君を傷付けさせない！ゴールも入れさせない！｣
私は、レーゼを睨んだ。
レーゼ｢地球にはこんな言葉がある。“井の中の蛙大海を知らず”。己の無力思い知るがいい！｣
レーゼは、シュート体勢に入った。
途端、辺りに爆風が起こる。
風丸｢何だこれは！｣
染岡｢何が起こってるんだ！？｣
一之瀬｢必殺技！？｣
レーゼ｢アストロブレイク！｣
A｢…！｣
この技、何処かで…
私はそう思いつつ、円堂君の前に走った。
ﾊﾞｰﾝｯ!
円堂｢A！｣
鬼道｢義姉さん！｣
A｢うっ…きゃあああああっ！｣
円堂｢A！うわあっ！｣
ﾋﾟﾋﾟｯ!ﾋﾟﾋﾟｯ!ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
角馬｢ここで試合終了！エイリア学園、32対0で圧勝です！｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年9月27日 21時
