第10話 ページ11
角馬｢防いだァ！辛うじて防いだァ！しかし、これで攻撃が終わったわけではない！
御影専農、引き続きコーナーキック！
おお！？正確な御影の連携が、初めて乱れたァ！｣
すると、円堂君が前に出た。
角馬｢円堂が前に出た！しかし、これじゃゴールがガラ空き！｣
下鶴｢行くぞ！
パトリオットシュート！｣
円堂｢飛ぶんだ！シュートだ！｣
豪炎寺｢なに！？｣
円堂｢俺を信じろ！行くぜ！｣
豪炎寺｢おう！｣
円堂君と豪炎寺君は、下鶴君のシュートを蹴り返した。
杉森｢ありえない！ありえるかーーーー！！｣
シュートを止めようとするも、ボールは杉森君ごとゴールに入った。
角馬｢遂に雷門中のゴォール！円堂と豪炎寺の新たな必殺技で、遂に同点に追いついたァ！｣
その後、豪炎寺君と染岡君のドラゴントルネードが決まった。
角馬｢ゴォール！ドラゴントルネードが決まったァ！雷門中、遂に、遂に逆転だァ！｣
すると、御影専農の選手達の様子が変わった。
さっきまでとは違って、楽しそうにサッカーをするようになった。
A｢機械が、人間になったね。｣
鬼道｢ふっ…｣
角馬｢御影のサッカーがガラリと変わった！中盤に来て、白熱の展開だ！両キーパー、一歩も譲らない！｣
円堂｢決めろ、豪炎寺！｣
豪炎寺｢ファイアトルネード！｣
杉森｢来い！｣
下鶴｢うっ！｣
杉森｢改！｣
豪炎寺｢うわあああっ！｣
豪炎寺君と下鶴君は、地面に落ちていった。
角馬｢さぁ、試合はロスタイムに！
このまま雷門中の勝利か？はたまた御影が同点に持ち込み、延長突入か？｣
杉森｢うおおおおおおっ！｣
角馬｢キーパー杉森が大きな賭けに出た！FWを抜き、センターラインを越し、杉森が上がっていくぞ！｣
円堂｢来い！｣
杉森｢行くぞ！円堂！｣
円堂｢ゴッドハンド！｣
杉森君のシュートは、円堂君の手の中に収まった。
ﾋﾟﾋﾟｯ!ﾋﾟﾋﾟｯ!ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
角馬｢試合終了！準決勝進出を果たしたのは、雷門中だ！｣
フィールドでは、円堂君と杉森君が握手を交わしていた。
鬼道｢バカだ。やっぱり奴は大バカだ。｣
A｢だね。｣
私は、円堂君を見て微笑んだ。
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年9月27日 21時
