第103話-カタール戦- ページ6
王将《基山に代わり立向居がMFに、綱海に代わり飛鷹がDFに、それぞれ入ります。》
円堂｢頼んだぞ、立向居！飛鷹！｣
王将《1点を返されたイナズマジャパン。
このまま、逃げ切ることが出来るか？》
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
吹雪が、ボールを持って、上がっていく。
｢もらった！｣
吹雪｢ああっ！｣
有人がボールを拾う。
豪炎寺｢吹雪！｣
吹雪｢まだだ…まだやれる！僕にパスを！｣
鬼道｢ふぶ…｣
A｢有人！｣
私は、有人にパスを求めた。
鬼道｢…A！｣
有人は一瞬考え、私にパスをくれた。
A｢フラワーハリケーンV2！｣
｢ストームライダー！｣
王将《止めたァ！
キーパーナセル、風月のシュートを難なくキャッチ！》
｢この程度か？｣
A｢…｣
私は無視して、吹雪に駆け寄った。
吹雪｢Aちゃん…なんで…｣
A｢吹雪、交代だよ。もう限界でしょ。｣
吹雪｢まだ…｣
A｢吹雪。｣
私がそう言うと、吹雪は頷いた。
円堂｢吹雪…｣
｢この気温の中、よく頑張ったと認めてやろう。｣
円堂｢何？｣
｢最後に勝つのは、極限まで鍛え上げられたフィジカルを持つ、俺達だ。｣
｢お前達の得意なチームプレーで、俺達の攻撃をどこまで凌げるかな？｣
久遠｢選手交代、宇都宮虎丸。｣
王将《久遠監督、吹雪に代えて宇都宮虎丸を投入するようだ！
宇都宮、吹雪に代わってピッチに入ります。
さぁ、残り時間も少なくなってきました！
イナズマジャパンのピンチを打開する起爆剤となるか？宇都宮虎丸！》
円堂｢頼んだぞ、虎丸！｣
虎丸｢は、はい！｣
王将《さぁ、デザートライオン、ナセルのゴールキックから試合再開です。》
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
｢カイル！｣
虎丸｢ふっ！｣
王将《投入されたばかりの宇都宮、デザートライオンのパスをインターセット！
そのまま、攻め上がる！》
｢止めろ！｣
虎丸｢抜ける！｣
王将《宇都宮、更にDFを2人交わした！
さぁ、宇都宮、ゴール前まで持ち込む！》
虎丸｢っ！｣
A｢虎丸？｣
王将《ここで宇都宮、バックパスだ！》
｢いただき！｣
王将《デザートライオン、ムサ、そのボールをインターセット、大きくパスを出す！》
円堂｢みんな、マークだ！｣
木暮｢ハァ…ハァ…｣
壁山｢ダメっす…追いつけないっす…｣
立向居｢行かせない！｣
王将《止めたァ！立向居、デザートライオンの進行を何とか止めました！》
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月12日 21時
