第135話-韓国戦- ページ39
A｢それでも信じてる。不動もイナズマジャパンの仲間だから。｣
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
王将《不動、パスをカット！
だが、ファイアードラゴンのマークが速いぞ！》
不動｢ふっ！｣
不動の蹴ったボールが、私に当たる。
A｢きゃあっ！｣
風丸｢A！大丈夫か？｣
A｢うん…不動！もっと強いボールでいい！絶対取ってみせるから！｣
私は、不動を見た。
不動は、またファイアードラゴンの選手達に囲まれた。
不動｢ふっ！｣
今度こそ…！
私は、不動のボールを取った。
私の前に、ファイアードラゴンの選手が立ち塞がる。
A｢不動！｣
不動｢ふっ！｣
不動にパスを出し、また私が不動のパスを取る。
A｢はあっ！｣
王将《惜しい！風月のシュート、決まらず！》
A｢ハァ…ハァ…｣
不動｢やるじゃねえか、Aチャン。｣
A｢言ったでしょ、絶対取るって。｣
私は、不動に笑いかけた。
不動は、私が怯えてないのに驚いたのか目を見開いた後、いつもの笑いを浮かべた。
栗松のスローイン。
A｢不動！｣
不動にパスを出し、不動が壁山にパスを出す。
壁山｢追いついたっす！｣
壁山から不動に、不動から風丸にパスが通る。
みんなが、不動と一緒に上がっていく。
王将《チャンスウが、不動のマークについた！
これは、完璧なディフェンスだ！
だが、不動も諦めない！》
チャンスウ｢龍の誇りにかけて、抜かせません！｣
不動｢くっ…｣
鬼道｢不動！｣
鬼･不｢うおおおっ！｣
チャンスウ｢なに！？｣
A｢これは…｣
王将《なんと！鬼道と不動、2人がかりで、チャンスウを華麗に抜き去った！》
不動がゴール前まで上がる。
不動｢ふっ！｣
不動のバックパスを、私が受ける。
A｢今度こそ！シルバークリスタルV2！｣
私のシュートは、ゴールに向かっていく。
｢大爆発張り手！うわあっ！｣
王将《ゴォール！
風月のパワーアップした、シルバークリスタルが炸裂！
イナズマジャパン、遂に同点！》
皆｢やったー！｣
A｢有人、不動！｣
私は、有人と不動に手を出した。
鬼道｢あぁ。｣
不動｢へっ…｣
ﾊﾟﾝｯ!
風丸｢最高のタイミングだったよ。｣
不動｢俺がほしいのは勝利だけだ。｣
そう言って、歩いていく。
風丸｢なんだ？あの態度…｣
鬼道｢あれが、不動明王なのさ。｣
A｢うん。｣
風丸｢だな。｣
壁山｢はいっす！｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月12日 21時
