第124話-韓国戦- ページ28
王将《さぁ、いよいよ始まります。
FFIアジア予選決勝戦！
日本代表イナズマジャパンと激突するのは、アジア最強と呼び声が高い、韓国代表ファイアードラゴン！
世界への切符を手に入れるのは、果たしてどちらのチームか？》
円堂｢みんな、いよいよ決勝戦だ。
絶対に勝って、世界に行くぞ！｣
皆｢おぉー！｣
｢元気そうだね。｣
振り向くと、アフロディがいた。
アフロディ｢それでこそ、全力で倒す価値があるというもの。｣
円堂｢ア、アフロディ？｣
アフロディの後ろから、晴矢と風介が出てくる。
涼野｢やっと会えたね。｣
南雲｢長くて、退屈したぜ。決勝戦までの道のりは。｣
A｢晴矢、風介！なんでここに？｣
アフロディ｢2人は僕のチームメイトだからね。｣
円堂｢それじゃあ、まさか…｣
アフロディ｢そう。韓国代表、ファイアードラゴン！｣
円堂｢え？でも、なんで…｣
アフロディ｢不思議ではないだろう？僕が母国のチームに選ばれても。｣
豪炎寺｢母国？｣
南雲｢俺達は、アフロディにスカウトされて、このチームに入ることを決めた。｣
涼野｢もう一度、君達と戦うためにね。｣
アフロディ｢かつての僕達だとは思わないことだ。
各々が過酷な特訓を重ねた。
そして、このチームにはチェ･チャンスウがいる。｣
チャンスウ｢初めまして、イナズマジャパンのみなさん。
いい試合にしましょう。｣
円堂｢あぁ。｣
チャンスウ｢でも、気を付けて。｣
円堂｢え？｣
チャンスウ｢決勝戦のフィールドには、龍がいますから。｣
チャンスウはそう言って、ベンチに歩いていった。
円堂｢龍？｣
私は、フィールドを見た。
土方｢まさか、アフロディ達が相手とは…｣
目金｢ですが、警戒すべきはあのチェ･チャンスウです。｣
円堂｢そんなに凄い奴なのか？｣
A｢聞いたことある。
フィールドを支配する韓国の司令塔。
その巧みなゲームメイクは、完全なる戦術と呼ばれ、あらゆる敵を打ち砕いてきた、まさに稀代の天才ゲームメーカー。龍を操る者、そう呼ぶ人もいるらしい。｣
目金｢ちょっ！それ、僕の台詞…｣
鬼道｢龍を操る者…｣
円堂｢すげえな。｣
みんなが、円堂を見る。
円堂｢でも、面白いじゃないか！｣
円堂の言葉に、みんなの顔付きが変わる。
円堂｢よーし、やろうぜ、みんな！決勝戦だ！｣
皆｢おぉー！｣
有人は、ファイアードラゴンを見ていた。
不動｢やれやれ、厄介な連中が来たぜ。｣
鬼道｢不動！｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月12日 21時
