第58話 ページ9
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
圭太｢後半開始！
1対2と、リードされている雷門！
ジェネシスの強烈な攻撃と、鉄壁の守備に、どう立ち向かうのか！？｣
円堂は、フェイントでヒロトを交わした。
みんなの連続パスに、ジェネシスは触れることが出来ない。
A｢みんな…｣
円･鬼･土｢デスゾーン2！！！｣
圭太｢デスゾーン2、時空の壁を破ったァ！
雷門、追いついたァ！｣
グ･ウル･ウィ｢スーパーノヴァ！！！｣
立向居｢ムゲン･ザ･ハンド！うわあっ！｣
円堂｢メガトンヘッド！｣
グラン｢これも…仲間を想う力だというのか？ありえない！｣
グ･ウル･ウィ｢スーパーノヴァ！！！｣
円堂｢立て、立向居！
雷門のキーパーはお前だ、立向居！
雷門のゴールを守るのは、お前なんだ！｣
立向居｢ムゲン･ザ･ハンド！｣
圭太｢取ったァ！
立向居、スーパーノヴァをキャッチ！｣
私は、瞳子さんのところに走った。
A｢瞳子さん！｣
瞳子｢A…｣
A｢勝手に飛び出して、すみませんでした！
私やっぱり、昔のヒロト達に戻ってほしい…だから私は、ヒロト達と…お義父さんと戦う！｣
私は、瞳子さんを真っ直ぐ見て言った。
瞳子｢選手交代！財前塔子に代わって、風月A！｣
私は、ピッチに入った。
鬼道｢A。｣
円堂｢風月！｣
A｢有人、みんな、ごめん！
私は、もう迷わない！
この試合に勝って、ヒロト達に本当のサッカーを思い出してもらうんだ！｣
私は、ヒロト達を見た。
吉良《グラン、リミッター解除です。》
グラン｢リミッター解除？
父さん、そんなことをしたらみんなが…っ！｣
吉良《怖気づいたのですか、グラン。貴方にはがっかりです。
ウルビダ、お前が指揮を取りなさい。》
ウルビダ｢はい、お父様。｣
グラン｢父さん！｣
A｢…｣
私は、嫌な予感がしていた。
ウルビダ｢リミッター、解除。｣
途端、ヒロト達の動きが変わった。
鬼道｢人間の能力を超えている！これが、リミッター解除なのか？｣
吉良《人間は、体を守るために、限界を超える力を出さないよう、無意識に力をセーブする。
では、その全てを出し切れるとしたら？》
響木｢バカな。そんなことをしたら、彼らは…｣
瞳子｢筋肉が悲鳴を上げ、体がボロボロになってしまう…｣
A｢そんな…！｣
瞳子｢父さん、今すぐやめさせて！｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月9日 15時
