第97話 ページ49
私は、綱海を見て微笑んだ。
A｢綱海！｣
パスをカットし、綱海にパスを回す。
綱海｢うおおおっ！くらえ！｣
｢グレートバリアリーフ！｣
シュートは止められた。
｢その程度で乗りこなせると思うな。｣
綱海｢くっ…｣
A｢綱海、私は何度でも貴方にボールを回す。
だから、必ず点を取って。｣
綱海｢おう！｣
王将《ビッグウェイブスの逆襲！1点目と同じ、シチュエーションだ！》
｢メガロドン！｣
王将《なんと、円堂！目を閉じた！》
円堂｢正義の鉄拳(G3)！｣
ﾊﾞｰﾝｯ!
王将《止めたァ！円堂、今度はメガロドンを、完璧に跳ね返したァ！》
A｢綱海！｣
跳ね返ってきたボールを取り、綱海にパスを回す。
綱海｢俺に乗れねえ波はねえ！うおおおっ！行けー！｣
｢グレートバリアリーフ！｣
綱海｢海は、俺のもんだー！｣
ﾊﾞｰﾝｯ!
王将《ゴォール！
イナズマジャパン、綱海の新必殺技で同点に追いついた！》
円堂｢やったぜ、綱海！｣
綱海｢よっしゃー！｣
王将《ロベルト監督、マット･アングルに代えて、中盤の選手を入れた！
さぁ、今度はどんな戦術に出るのか？》
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
王将《綱海にマンツーマンでマークだ！
ロベルト監督は、綱海にこれ以上得点をさせないつもりだ！》
綱海はマークを外そうとしているが、中々外れない。
王将《試合は同点のまま、終盤戦に突入！
追いついたイナズマジャパン、だが攻めあぐねている！》
A｢虎丸！綱海にパスして！｣
虎丸｢え？でも…｣
A｢大丈夫！綱海は、マークを抜く！｣
私がそう言った途端、綱海はマークを抜いた。
虎丸｢本当だ…あっ、綱海さん！｣
綱海がボールを受け取り、上がっていく。
｢打たせるな！｣
綱海｢行け！壁山！｣
壁山｢え？｣
王将《なんとビッグウェイブス、全員でのマンツーマンディフェンスに切り替えた！》
A｢くっ…｣
マークを抜けようと動くが、中々抜けない。
王将《フリーの選手が見つからず、壁山パスを出せない！》
私をマークしていた選手が、壁山のボールを奪いに行く。
A｢あっ！｣
壁山｢どうすればいいんす？｣
久遠｢1人で持ち込め！｣
壁山｢ええ？｣
ビッグウェイブスの選手は、あっという間に壁山に追いつく。
タックルをくらい、少しよろける。
壁山｢負けないっす！｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月9日 15時
