第67話 ページ18
※ダークエンペラーズ戦、塔子はベンチです。
ベンチで、準備をする。
A｢…｣
あの時、私が研崎を止めていれば…
私は、拳を握りしめる。
円堂｢壁山、それは…｣
壁山は雷門中サッカー部の看板を持っていた。
壁山｢みんな…忘れちゃったんすかね？｣
円堂｢そうだよ。あんなに頑張って、俺達はサッカーを続けて来たんだ…
だから、エイリア石なんかに潰されるはずがない！
仲間は、ずっといつまでも仲間なんだ！｣
一之瀬｢取り戻そう。本当のみんなを。｣
豪炎寺｢あいつらは、俺がサッカーを諦めかけた時、傍にいてくれた仲間だ！
今度は俺達が！｣
鬼道｢あぁ！｣
浦部｢ウチも協力するで。｣
綱海｢俺達も雷門イレブンだからな。｣
吹雪｢あぁ、もちろんだよ。｣
立向居｢俺もやります！｣
木暮｢俺だって、雷門イレブンだ！｣
A｢私も…研崎を逃がした責任がある！｣
響木｢お前達、準備はいいか？｣
円堂｢響木監督。｣
響木｢あいつらに見せてやれ、お前達のサッカーを！｣
皆｢はい！｣
円堂｢さぁ行くぞ、みんな！｣
皆｢おぉ！｣
圭太｢かつて一緒に栄冠を手にした雷門イレブンのチーム同士が、戦ってしのぎを削ることになるとは…！
残酷な運命の糸に導かれた、雷門イレブン対ダークエンペラーズの一戦！
実況は私、角馬圭太でお送りします！｣
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
圭太｢今、キックオフ！
なんと、いきなり円堂が上がっていく！
円堂にパスが通った！｣
円堂と風丸がすれ違う。
円堂｢あっ！｣
風丸｢ハハッ！その程度か？
キーパーじゃなければ、お前も大したことはないな！｣
圭太｢風丸、そのまま雷門陣へ攻め込んでいく！｣
鬼道｢行かせるものか！｣
A｢風丸！｣
風丸｢無駄だ。疾風ダッシュ！｣
鬼道｢なに！？｣
A｢何？あの速さ！｣
風丸｢はあっ！｣
風丸は、壁山に向かってボールを蹴った。
円堂｢あっ！｣
壁山｢ザ･ウォール！うわあっ！｣
立向居｢ムゲン･ザ･ハンド！｣
圭太｢立向居、止めたァ！
しかし、強烈な風丸の攻撃には、肝を冷やしました！｣
鬼道｢強い…想像していた以上だ。｣
圭太｢さぁ、豪炎寺がゴールを狙う動きを見せている！｣
有人が、豪炎寺にパスした。
それを、半田がカットする。
半田｢動きが鈍くなったな、豪炎寺！｣
豪炎寺｢くっ…｣
飛鳥が、一之瀬にパスする。
宍戸｢行くぞ、少林！｣
少林寺｢おう！｣
宍戸｢はあっ！｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月9日 15時
