第63話 ページ14
私は、お義父さんに近付いた。
A｢ありがとうございました。
私をお日さま園に連れて来てくれて、ヒロト達と出会わせてくれて。
私、前に進んでいきます。
今まで、お世話になりました。…星二郎さん。｣
私は、星二郎さんに頭を下げた。
吉良｢A…｣
星二郎さんはパトカーに乗せられて行った。
鬼瓦｢さぁ、君達も行こう。｣
玲名達が歩いて行く。
瞳子｢ありがとう、みんな。
ここまで来れたのも、みんながいたからこそ。
感謝してるわ。本当にありがとう。｣
瞳子さんは、頭を下げた。
円堂｢監督…｣
一之瀬｢監督！｣
壁山｢監督！｣
土門｢監督！｣
皆｢監督！｣
瞳子さんは顔を上げ、私を見た。
瞳子｢Aはどうするの？｣
A｢私は、雷門と一緒に行きます。｣
瞳子｢そう。｣
A｢瞳子さん…今まで、ありがとうございました。
本当のお姉さんみたいで、嬉しかったです。｣
私は、微笑んだ。
瞳子さんも微笑み、ヒロトと一緒に歩いて行く。
グラン｢円堂くん。また会えるよね？｣
円堂｢あぁ、もちろんさ。
サッカーさえ続けていれば、絶対会える！｣
グラン｢うん。Aちゃん。｣
ヒロトは、私を見た。
グラン｢Aちゃんの相棒って、彼？｣
ヒロトが、有人を見た。
A｢うん。｣
私は、微笑んだ。
グラン｢そっか。
Aちゃん、また一緒にサッカーしようね。｣
そう言うヒロトは、昔のヒロトだった。
A｢うん。｣
私達は、ヒロト達を見送った。
塔子｢行っちゃったな。｣
ﾌﾟﾙﾙﾙｯ…ﾋﾟｯ…
塔子｢あっ、パパ？うん、うん…えっ！？わ、分かった！｣
円堂｢どうしたんだ？｣
塔子｢パパがみんなに、感謝状を送りたいんだって。｣
円･木｢感謝状！？｣
壁山｢す、凄いっす！
総理大臣から感謝状なんて…｣
響木｢いや。お前達の活躍は、十分感謝状に値する。
本当にみんな、よくやってくれた。｣
皆｢はい！｣
円堂｢よーし！それじゃあ、雷門中に向けて出発だ！
風丸達にも知らせなきゃいけないしな！｣
皆｢おぉー！｣
雷門中に向かっていると、突然キャラバンが止まった。
古株｢無理させすぎたか。｣
土門｢結構時間かかりそうだな。｣
木暮｢俺、やっぱりこのチームに入ってよかった。｣
土門｢なんだよ、いきなり。｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月9日 15時
