第4話 ページ5
私は、シュートを難なく止めた。
A｢有人。｣
私は、有人にパスを出した。
鬼道｢あぁ、始めようか。帝国のサッカーを。行け！｣
有人が寺門にパスして、寺門はシュートを打った。
円堂｢ぐっ…だあっ！｣
寺門のシュートは、円堂ごとゴールの中に入った。
圭太｢あっ、帝国！早くも1点！なんというスピード、なんというパワー、これが全国にその名が轟く、帝国のサッカーなのか！？帝国サッカーの真の姿なのか！？
雷門イレブン、打つ手無し！為す術無し！｣
壁山｢キャプテン…｣
半田｢円堂！｣
円堂｢みんな…すまない。止められなかった。｣
半田｢くそっ…あんな速い攻撃、どうしようもないよ！｣
栗松｢俺達じゃ、ついていけないでやんす。｣
円堂｢何言ってんだ！まだ始まったばかりだぞ！頑張っていこうぜ！｣
それからは、帝国の一方的な攻撃が続いた。
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
圭太｢ここでホイッスル！雷門中学、何も出来ないまま、10対0で前半終了！｣
私は、へとへとになっている円堂達を見ていた。
審判｢集まって！後半戦を始めます！｣
圭太｢さぁ、後半戦のスタートです！
圧倒的な帝国リードの前に、どう立ち向かうのか！雷門イレブン！｣
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
圭太｢帝国からのキックオフだ！｣
鬼道｢行くぞ。デスゾーン、開始。
そして奴を、引きずり出せ！｣
佐久間、寺門、洞面が、飛び上がる。
佐･寺･洞｢デスゾーン！！！｣
円堂｢うわっ！｣
デスゾーンを止められるわけがなく、シュートは円堂ごとゴールの中に入った。
鬼道｢続けろ。奴をあぶり出すまで。｣
万丈｢サイクロン！｣
半田｢うわあああっ！｣
寺門｢百烈ショット！｣
前半同様、帝国の一方的な攻撃が続く。
鬼道｢出て来いよ。出て来い。さもなければ、あの最後の1人を、あいつを！｣
寺門｢叩きのめす！｣
風丸｢こんなの…サッカーじゃない！｣
円堂｢風丸！｣
風丸は円堂を庇い、ゴールの中に吹き飛ばされた。
円堂は風丸に駆け寄り、私達を見た。
円堂｢風丸…お前の気持ち、受け止めたぜ。
絶対、このゴールは守ってみせる！｣
鬼道｢ふっ、1度として守れてはいないが。｣
寺門｢百烈ショット！｣
円堂｢このシュート、決めさせるもんか！｣
A｢…｣
円堂｢うわあっ！｣
一瞬止めたように感じたけど、シュートは円堂ごとゴールの中に入った。
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月2日 12時
