第37話 ページ38
アフロディ｢あっ！｣
アフロディの声に上を見ると、サッカーボールが落ちてきた。
ﾄﾞｰｰﾝｯ!!
円堂｢これは、エイリア学園？｣
A｢え？っ！｣
煙が晴れると、そこには信じられない人達がいた。
円堂｢ガゼル、バーン！｣
バ･ガ｢我らはカオス！！｣
バーン｢猛き炎プロミネンス｣
ガゼル｢深遠なる冷気ダイヤモンドダストが融合した、最強のチーム。｣
バーン｢我らカオスの挑戦を受けろ！｣
ガゼル｢宇宙最強が誰なのか、証明しよう！｣
円堂｢くっ！｣
A｢…や…すけ…｣
鬼道｢A？｣
A｢ねぇ、晴矢と風介でしょ？｣
バーン｢あ？なんで知って…あっ！お前！｣
ガゼル｢何故、お前がここに…｣
A｢それは、こっちのセリフだよ。
なんで晴矢と風介が、エイリア学園なんかに…｣
バーン｢その名前で呼ぶな。
俺らは、エイリア学園のバーンとガゼルだ。｣
ガゼル｢もう、お前の知っている私達ではない。｣
A｢…｣
私は、晴矢と風介を見た。
その後、晴矢と風介は試合日時と場所を言うと、帰って行った。
A｢…｣
鬼道｢A。奴らと知り合いなのか？｣
振り向くと、有人や円堂、みんなが私を見ていた。
A｢うん…｣
私は、ぽつりぽつりと話しだした。
A｢幼い頃、家族を亡くした私は孤児院に預けられたの。
その孤児院の名前は、お日さま園。
家族を亡くしたショックで、いつも隅の方で泣いていたのを、今でも覚えてる。
そんなある日、ある男の子が、私に話しかけてくれた。｣
“ねぇ、一緒サッカーしない？”
A｢その男の子の名前は、ヒロト。｣
円堂｢ヒロトって…｣
鬼道｢ジェネシスのキャプテンか。｣
A｢…有人、私もカオスとの試合出たい。｣
私は、有人を見た。
鬼道｢だが…｣
A｢晴矢と風介が、なんでエイリア学園にいるか知りたいの。お願い！｣
私は、有人と円堂達に頭を下げた。
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月2日 12時
