第36話 ページ37
後半が始まり、3人は飛び上がった。
円堂｢たああっ！｣
土門｢うおおっ！｣
鬼道｢まだだ！まだ！｣
佐久間｢回転のタイミングが合っていない！？｣
A｢これで、いいんだよ。｣
佐久間｢え？｣
私は、3人を見た。
円･鬼･土｢デスゾーン！！！｣
デスゾーンは、威力が弱まることなく、ゴールに入った。
土門｢やった！｣
円堂｢鬼道！｣
鬼道｢あぁ、デスゾーンの完成だ！｣
デスゾーン完成に、みんなが喜ぶ。
円堂｢でも、どうして出来たんだ？｣
鬼道｢Aに言われて気付いたんだが、タイミングだ。
帝国と雷門は違うチーム。雷門には雷門のタイミングがある。｣
円堂｢そうか！俺達3人のタイミングで打ったから、出来たのか！｣
鬼道｢あぁ。成功したのは、Aとみんなのお陰だ。｣
A｢有人達の努力の成果だよ。
私は、ほんの少しの助言をしただけ。｣
佐久間｢それに、これで終わりじゃないんだろ？｣
円堂｢どういうことだ？鬼道。｣
鬼道｢デスゾーンを超える必殺技の特訓だ。｣
ﾊﾞｰｰﾝｯ!!
有人達の新しい必殺技は、ゴールに入った。
円堂｢凄い…凄いぞ、鬼道！｣
鬼道｢これが…デスゾーン2だ！｣
円堂｢デスゾーン2。
いける！これなら、エイリア学園にも通用する！｣
鬼道｢うん。｣
佐久間｢帝国のチームカラーは、全員の意思統一。
雷門は、うちとは全然違って、個性のぶつかり合いだ。
お前はそれを利用し、デスゾーンをデスゾーン2に成長させた。｣
A｢デスゾーン2は、雷門だからこそ…有人が雷門の一員になったからこそ、出来た必殺技だよ。｣
鬼道｢うん。｣
A｢有人の個性が発揮される1番耀く場所は、雷門なんだよ。
いいチームを見つけたね。｣
私は、微笑んだ。
鬼道｢A…｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月2日 12時
