天才ゲームメーカーの相棒【イナイレ】 (ページ35)

今日:26 hit、昨日:1 hit、合計:160,321 hit

第34話ページ35

薄れていく意識の中、最後に見たのは、有人の苦しそうな顔。

私は、もう二度と有人にあんな顔はさせないと心に決め、リハビリに励んだ。

そして、順調に回復していった私は、帝国学園に来ていた。

佐久間｢やってるな、鬼道。｣

A｢久しぶり、有人。｣

鬼道｢来てくれたか。
A、佐久間、源田、みんな！｣

円堂｢お前達！
鬼道、みんなを呼んでたのか？｣

A｢うん。久しぶり。｣

有人は、私の体を見た。

A｢ん？｣

鬼道｢いや、体は平気なのか？佐久間と源田は、復帰したと聞いたが…｣

A｢もうほとんど痛みはないよ。
たまに、佐久間達とリハビリがてら、サッカーしてるくらい。｣

私は、有人に微笑みかけた。

源田｢雷門の監督が紹介してくれた最新治療が、よく効いているみたいだ。｣

円堂｢瞳子監督が？そうか。よかったな、鬼道。｣

鬼道｢あぁ。｣

A｢あっ…｣

私は、見覚えのある顔に、目を見開いた。

佐久間｢世宇子のアフロディ？｣

アフロディ｢…｣

佐久間｢話は鬼道から聞いた。お前も俺達のように、影山に利用されていただけだと。
鬼道や円堂達をよろしく頼む。｣

アフロディは、頷いた。

佐久間｢さぁ、鬼道。始めようか、練習試合。｣

円堂｢練習試合？｣

A｢とりあえず、有人と円堂と土門はこれ着て。｣

私は、帝国のユニフォームを渡した。