第26話 ページ27
鬼道side
木暮を雷門イレブンに加え、賑やかなイナズマキャラバンに、一通のメールが入った。
瞳子｢影山が脱走し、愛媛に真･帝国学園を設立した？｣
鬼道｢なっ…｣
円堂｢なんだって？｣
染岡｢あいつ…まだ性懲りも無く、そんなことやってんのかよ。｣
土門｢しかも、真･帝国学園だって？｣
鬼道｢くっ…｣
俺は歯を食いしばり、拳を握りしめた。
塔子｢鬼道？｣
円堂｢よし、愛媛に行こう。｣
土門｢あぁ。影山のやろうとしてることを、ぶっ潰そう。｣
夏未｢そうよ！あいつを許しちゃいけないわ！｣
塔子｢なぁ、影山って、中学サッカー協会の副会長だったんだろ？｣
鬼道｢あぁ。そして、帝国学園の総帥だった。俺達の…チームの…｣
塔子｢なんでそんな人を、倒さなきゃならないんだ？｣
円堂｢勝つためには、手段を選ばない奴だったんだよ！｣
鬼道｢しかも、自分の手は汚さず、人を使って相手チームを蹴落とそうとする。｣
塔子｢汚ねえの。｣
風丸｢あぁ。卑怯が服を着て歩いてるような男さ。｣
鬼道｢それだけじゃない。
あいつは勝つために、神のアクアを作りだした。｣
塔子｢神のアクア…？｣
風丸｢人間の体を、根本から変えてしまうものさ。神の領域にまで。｣
夏未｢結局それが、影山の逮捕に繋がったのよ。｣
染岡｢そいつが脱走したんだ。｣
円堂｢またサッカーを使って、何か企んでいるのか。｣
俺達は、愛媛に向かった。
愛媛に入ると、一度休憩のため、キャラバンを止める。
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙｯ…
《ただいま電話に出ることが出来ません。ピーッという発信音の後に…》
Aに電話をかけるが、繋がらない。
鬼道｢A…｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月2日 12時
