第13話 ページ14
鬼道side
影山｢君も偉くなったもんだねえ。この私に意見するようになったのだから。ん？鬼道。｣
鬼道｢いえ、意見というわけではなく…｣
影山｢では、批判かね？
冬海にやらせた事が気に入らないのだろう？
安心したまえ。私は、バスに小細工をしろなどという命令はしていない。雷門中が決勝戦に出ることを阻止しろとは言ったがな。フフフッ…｣
鬼道｢そんな事しなくても…｣
影山｢勝てると言いたいのだな？｣
俺は頷いた。
影山｢だが、100%絶対に勝てると言いきれるのか！？｣
鬼道｢っ！｣
影山｢1つ教えてやろう。優れた司令塔がいるチームは、試合の前に勝っているということだ。
風月共々、私の言う通りに動いていればいい。何も考えずにな。｣
鬼道｢…｣
鬼道side終了
私は、雷門中に来ていた。
冬海｢貴方方を、FFの決勝戦に参加させないためです。｣
円堂｢なんだって？｣
冬海｢貴方方が決勝戦に出ると困る人がいるんですよ。その人のために、私はやったんだ。｣
豪炎寺｢帝国の学園長か？｣
冬海｢っ！｣
豪炎寺｢帝国のためなら、生徒がどうなってもいいと思っているのか！｣
冬海｢君達は知らないんだ！あの方が、どんなに恐ろしいかを…｣
豪炎寺｢あぁ、知りたくもない！｣
夏未｢貴方のような教師は学校を去りなさい。これは、理事長の言葉と思ってもらって、結構です。｣
冬海｢クビですか。そりゃあいい。いい加減、こんなとこで教師やってるのも飽きてきたところです。
しかし、この雷門中に入り込んだ帝国のスパイが、私だけと思わないことだ。ねぇ、土門くん？｣
土門｢っ！｣
皆｢え…？｣
冬海｢では、失礼しますよ。ハハハハッ！｣
冬海がいなくなり、みんなが土門を責める。
円堂｢バカなこと言うな！今まで一緒にサッカーやってたじゃないか！その仲間を、信じられないのか！
俺は土門を信じる。なっ？土門。｣
土門｢円堂、冬海の言う通りだよ…悪ぃ！｣
A｢…｣
私は、走って行く土門の背中を見つめた。
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月2日 12時
