天体観測 〜基山ヒロト&緑川リュウジ〜 ページ19
「Aちゃん、突然で悪いんだけど今夜プラネタリウム行かない？…緑川も一緒に」
突然のお誘いでプラネタリウムの前にいる私。
今は夜の8時。練習も終わって夕飯も食べて、自由時間…
そんな時に両隣りをイケメンに固められている私。
「楽しみだね」
「うん、そうだね」
「Aちゃんと一緒だからな」
「えっ？」
「ヒロト俺を空気にしないで」
緑川くんは頬を膨らませて抗議する。可愛い。
3人でプラネタリウムに入ると、上演はすぐに始まった。
「あれが夏の大三角。ベガがちょっと見えにくいけど、分かる？天の川があそこで…」
「あっうん、分かったよ」
「月の隣に見えるのが宵の明星。金星ね。たまーに火星も一緒に見えるんだ」
「へぇ…緑川くんよく知ってるね！」
係員さんの説明の先を越して居るのでさっきからお姉さんに微妙な目で見られてるのに2人は気付いているのか…。
「緑川くん諺もよく知ってるし物知りなんだね」
「えっ？…まぁ」
「緑川ズルい」
「何が？」
「何でも^ ^」
意味深な基山くんの言葉はさておき、星は綺麗だった。
あんまり星を見る機会がなかったから。人工物でも綺麗だ。
瞬く間に上演は終わり、もう少し見てたかったなぁと思いながら帰る。
「楽しかった！ありがとう」
「急な誘いでごめんね？」
「本当はもう少しAを独り占めしてたかったな」
「え？」
「緑川、俺もいるけど？」
「い、いや、ヒロトを仲間外れにしてる訳じゃないよ？」
2人に挟まれて固まる。
「ほらAちゃんも困ってる」
「え？いや別にそういうつもりで言った訳じゃ…」
とりあえず私達は電車に飛び乗った。
「Aちゃん、今日本当に楽しかった。ありがとう」
「いえいえ」
「俺も楽しかった」
「ところでAちゃん、唐突な話をしていいかい？」
「ん？」
「今日俺が君を誘ったのは好きだから…なんだけど、伝わったかな？」
「え…？」
「ヒロト！？」
基山くんは私の手を取り、続ける。
「君が好きだから一緒に出掛けたかったんだ」
「えっと…」
「ヒロトズルいよ自分だけ格好良く告白なんて」
「！？」
「俺もAが好き」
「…冗談でしょ？」
「冗談じゃない、本当さ」
「俺だって本気だよ」
2人に両手を掴まれ、どうすればいいのか分からない。
「何度だっていうよ、俺は君が好き」
「俺だって、ヒロトと同じくらい…いや、俺の方がAが好き」
「え…」
ねぇ、貴女なら、どっちを選ぶ…？
君の波に乗って 〜綱海条介〜→←頑張っている、君がスキ 〜緑川リュウジ〜 Akime様リクエスト
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はる(プロフ) - たぬちゃんさん» リクエストありがとうございます！ 更新遅いかもしれませんが、必ず書かせていただきます！ (2017年8月2日 8時) (携帯から) (
レス) id: ecf948bed9 (このIDを非表示/違反報告)
たぬちゃん(プロフ) - はじめまして！読ませていただきました！とてもよかったです！リクエストでフィディオとアフロディーお願いします！ (2017年8月2日 0時) (レス) id: 6ea8ed7bc9 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - ねるさん» 了解ですっ (￣^￣ゞ (2017年6月28日 12時) (レス) id: d35fbe64b9 (このIDを非表示/違反報告)
ねる - リクエストで佐久間くんお願いできる？ (2017年6月26日 20時) (レス) id: 8d6cfc323a (このIDを非表示/違反報告)
ねる - リクエストで海王の凪沢くんお願いできる？ (2017年6月25日 23時) (レス) id: 8d6cfc323a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2017年3月30日 21時
