キミが堕天使にならないように 〜セイン〜 ゆう様リクエスト ページ16
「セイン」
「もう少しで千年祭…」
「…今は考えるのやめなよ」
「A…。魔王のような邪悪なものに支配されてはならない。魔界の奴らも動き始めている…」
セインはここのところ、千年祭で魔王を復活させまいと魔王の嫁を探している。
まぁ、伝承の鍵が選んでくれるんだけどね？
「セイン、魔王のお嫁さんにする人が居なかったら…」
「そんなことはない」
「…もし、居なかったら、の話なんだけどさ。私考えたんだ」
マグニード山にそびえたつこの建物は、風がとても強い。
さっきからカーテンが揺れっぱなしだ。
「…」
セインが黙ると言うのは話してもいい、という合図。
私は早速話し始めた。
「あのね、セイン。もし魔王のお嫁さんが見つからなかったら…私が代わりになるのってどうかな」
セインが千年祭のことを考えてキリキリし始めた時から考え続けてたこと。
私の中で考えは固まったんだ。
だって、魔王をおさめたところで、お嫁さんは幸せになれないでしょ？
捧げものとして使われるんだから。
私達はあくまでも天使。
天使が、邪悪な魔王をおさめようとしてる天使が、
1人の女の子を犠牲にするのって、違うよね。
それで平和なんて、違うよね。
「どう…かな」
黙ったままのセインに聞く。
私はセインに笑って欲しいんだ。
「…許す訳ないだろう」
「どうして？私達はこの島を守るんだよ？自然も、平和も、人間も。なのに1人の女の子を犠牲にするのは違うよ」
「…1人の人間を犠牲にしてはならないと言うなら」
「うん」
「キミも犠牲にしてはならない」
「…え？」
「キミに堕天使になって欲しくない」
「セイン…？」
「我々はこの島を守る」
「なら…！」
セインは首を縦に振らない。
「私は、Aが堕天使になるようなことはしたくない。…もういい」
「私はこの島を守りたい。セインも一緒でしょ？」
「邪悪な魔王に島を支配されてはならない。…キミが魔王にとらわれるようなことも…あってはならない。私はキミが必要だ」
「セイ…ン？」
「この感情はよく分からないが…昔、人間どもが言っていたな。…相手を好きと思う…そんな感情があると」
「え…？」
「私のこの感情はきっと…そのようなものだ」
「…」
「私はキミを失いたくない」
「私もセインと離れたくないよ…？」
「…！」
「セイン」
「この島も…Aも…失わない」
半端…。セイン難しい…。キャラが…。
ゆう様リクエストありがとうございました！
お前は俺の___ 〜デスタ〜 ゆう様リクエスト→←作者より 6/17 更新
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はる(プロフ) - たぬちゃんさん» リクエストありがとうございます！ 更新遅いかもしれませんが、必ず書かせていただきます！ (2017年8月2日 8時) (携帯から) (
レス) id: ecf948bed9 (このIDを非表示/違反報告)
たぬちゃん(プロフ) - はじめまして！読ませていただきました！とてもよかったです！リクエストでフィディオとアフロディーお願いします！ (2017年8月2日 0時) (レス) id: 6ea8ed7bc9 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - ねるさん» 了解ですっ (￣^￣ゞ (2017年6月28日 12時) (レス) id: d35fbe64b9 (このIDを非表示/違反報告)
ねる - リクエストで佐久間くんお願いできる？ (2017年6月26日 20時) (レス) id: 8d6cfc323a (このIDを非表示/違反報告)
ねる - リクエストで海王の凪沢くんお願いできる？ (2017年6月25日 23時) (レス) id: 8d6cfc323a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2017年3月30日 21時
