King of stronger 〜源田幸次郎〜 ページ22
「…っ！」
見ていられなかった。
貴方が傷付くのなんて。
邪魔だ、なんて貴方は絶対に言わない。
きっと、後で言ったことを後悔する。
だって貴方は優しいから。
「…どうして？」
「…」
「どうして、いつも自分だけで抱えるの…？」
「…？」
「いつもそうだよね…？ふにゃふにゃしてるけど、絶対に源田くんは弱い所を人に見せない。いつも人を応援してばっかで自分のこと後回し。イナズマジャパンに勝ちたいって意志を持って練習し始めたかと思えば自分の身体は後回し。それで楽しい？」
「本当のサッカーは辛くて苦しいものだと砂木沼も言っていr」
「言い訳しないで！…源田くんには自分のサッカーがないの…？自分のやりたいサッカーが、ないの…？」
「俺が…？」
「鬼道くんは天才かもしれない。でもね、源田くんのお陰で出来たことも沢山あるって言ってた。…佐久間くんも同じ事言ってたよ」
「…そうか。練習に戻りたいのだが」
「私は！…私は、自分の事後回しにする源田くんの全部を正しいとは思わないけど…少なくとも、源田くんは優しくて格好いい人だと思ってる。…でも、今の源田くん見てて、全然優しさを感じないし、格好いいとも思わない」
「…」
ねぇ、源田くん。
「今源田くんが思ってる事、全部私に言ってみなよ…後回しになんて、しないで」
「A…」
「…」
「…っ！！」
源田くんは下を向く。
「源田くん…？」
かがんでも、源田くんの顔はよく見えない。
でも、、
泣いてるんだ。
「俺は…強くならなきゃいけない」
「…」
「そうじゃないと鬼道や円堂には勝てない。それに…守りたいものも、守れない」
「守りたいものって…？」
「…俺じゃ、お前を、守れない」
「え…？」
源田くんの言う守りたいものが、私？
それってさ、、
「ずっと、お前を守りたいのに…お前を笑顔にするのはいつも、俺じゃない」
「…バカだね、源田くんは」
「…そうだな、俺は、、」
「気付いてないんだもん」
「え…？」
「私はいつも源田くんに助けられてるよ。沢山励ましてくれて、一緒に笑って」
「…」
「源田くんは、強い人だよ」
「でも…」
「自信持ってよ。私、ずっと源田ｋ」
瞬間、私は、源田くんの腕の中にいた。
「A…好きだ」
「…」
「お前のゴールキーパーは、俺でありたい」
「ふふっ…言えるじゃん。自分の意見」
「あぁ…そうだな」
「私も、好きだよ」
私たちは静かに抱き合った。
彼は世界一＿＿＿強い人。
アイス猫 〜涼野風介〜 フューズ様リクエスト→←King of …？ 〜源田幸次郎〜
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はる(プロフ) - たぬちゃんさん» リクエストありがとうございます！ 更新遅いかもしれませんが、必ず書かせていただきます！ (2017年8月2日 8時) (携帯から) (
レス) id: ecf948bed9 (このIDを非表示/違反報告)
たぬちゃん(プロフ) - はじめまして！読ませていただきました！とてもよかったです！リクエストでフィディオとアフロディーお願いします！ (2017年8月2日 0時) (レス) id: 6ea8ed7bc9 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - ねるさん» 了解ですっ (￣^￣ゞ (2017年6月28日 12時) (レス) id: d35fbe64b9 (このIDを非表示/違反報告)
ねる - リクエストで佐久間くんお願いできる？ (2017年6月26日 20時) (レス) id: 8d6cfc323a (このIDを非表示/違反報告)
ねる - リクエストで海王の凪沢くんお願いできる？ (2017年6月25日 23時) (レス) id: 8d6cfc323a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2017年3月30日 21時
