19.土門飛鳥 ページ21
｢フットボール...フロンティアー！！！｣
朝から円堂が騒がしいが無理もない、なんせ念願のフットボールフロンティア出場だ。
｢なぁ！折角のFFだ！Aも一緒に出れたらいいのにな、応援来てくれよ！｣
円堂は俺を見つけて近寄ってくる
表向きの理由を過去に話してある円堂は、もう俺をサッカーに誘ってこない。
嘘をつき続けるのは心に来るが、いつかのタイミングで打ち解ける日も来るかもしれない、豪炎寺に話したように。
しかし今は折角のFFに集中して欲しい、だからそれなりのタイミングで話したい。
｢おう！任せろ！絶対応援行くよ！｣
ありがとな！と言葉を告げ走ってく円堂、元気だな...
そんな事を話していたら、"見覚えのある" 人影が見えた
｢おい、土門！どうしたんだこんな所で｣
土門飛鳥...帝国の時のチームメイトだ。
｢Aさん！？なんで雷門に！？｣
心底驚いてる..と言った感じだろう。
｢質問に質問で返すなよ、総帥に言われスパイってとこか...｣
"既に手を打ってある" と前に鬼道が言っていた事を思い出した、恐らくこれだろう。
｢そうですよ...俺は質問に答えました、Aさんはどうなんですか？なんで帝国を辞めて雷門に？Aさんも総帥の指示ですか？帝国の皆は貴方が辞めて心底驚いてましたよ。｣
それ聞かれたので俺は表向きの 怪我 と言う理由を話した上で
｢つまり俺は帝国の味方でも雷門の味方でも無い訳だ、お前を雷門に報告することも見逃すことも出来る。｣
土門の顔が一気に引き攣った
スパイをしてることがバレたら雷門には当然居られないし、帝国にも戻れるか分からない
そんな土門を横目に俺は言葉を続けた
｢でも俺は土門に任せるよ、昔のチームメイトだしな、とりあえず言わないでおくよ｣
土門に任せる と俺は言った
俺は気づいていた、総帥のやり方は間違っていると。
だからこそ土門には選んで欲しい、帝国か雷門かを。おそらく雷門と触れ合い "本当のサッカー" に触れたら土門の心は大きく揺れ動くだろう
だからこそ俺は土門にその決断を委ねた。
｢ありがとうございます...俺はここで仕事を果たして帝国に戻ります｣
そう言って土門は去って行った。
ps.本当に久しぶりの更新で申し訳ないです、これからまた更新出来ればして行きます。
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zun(プロフ) - 青晴空さん» ありがとうございます、初心者ですが暖かい目で見てください！ (2023年3月13日 22時) (
レス) id: f63fe1a379 (このIDを非表示/違反報告)
青晴空(プロフ) - 未だにイナイレの作品作ってくれて嬉しいです！！！！！ (2023年3月13日 21時) (レス) @page1 id: 8088a84582 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りお | 作成日時：2023年3月13日 20時
