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「いやいやまっさかぁ？」
「どうしたんだ？」
「あっ、いや、なんでも？」
怪訝な顔をこちらに向ける神童にそう返し、まじまじと顔を見てみる。
やっぱ整った顔してんなぁ……。
「…………」
「……？」
「…………あー、いや、大丈夫。なんでもない」
なんか気まずくなり視線を逸らす。男なのに緊張したわけじゃない。断じて。
逸らした視線をそのまま上に上げ、相変わらずこちらを見ているAに目を向ける。そして、
「…………」
彼女に向かって指を二本立てた拳を突き出してみる。それに神童が驚いたような素振りを見せたが、俺の視線を辿って納得したらしい。
「相変わらず好きだな、A」
肩に手を置きそう言う彼に、
「いや違うって！」
少しムキになって反論した。
俺は別にあいつが好きなわけじゃない。お互いに利益があってこういう関係になってるだけだ。だから俺は、Aが好きなわけじゃない。
ーーだったらなんで俺はあいつに向かってピースしたんだ？ 神童じゃなくて、俺を見てほしかったからなんじゃないのか？
俺の中の誰かが言う。それに俺は二本の指を立てたままの自分の手を見つめ、
「……あんなやつ、好きになるわけないだろ」
そう、吐き捨てるように呟いた。
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十五夜だんご - Raiさん» ありがとうございます。始まって一か月以上経つのに相変わらず無名な作品ですが、よろしくお願いします。 (2020年9月20日 19時) (
レス) id: 55db7e7529 (このIDを非表示/違反報告)
Rai - やり方はそのまま画面にペースト、編集パスワード、通常検索など出てくると思います (2020年9月19日 17時) (レス) id: ccf4aab007 (このIDを非表示/違反報告)
Rai - 初めまして霧野君かっこ良く好きで楽しみにしていますもし良かったら参加可能でしたら嬉しいです「 https://uranai.nosv.org/u.php/event/kouooue/」「あなたの小説読ませて下さい。」 (2020年9月19日 17時) (レス) id: ccf4aab007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十五夜だんご | 作成日時：2020年8月13日 18時
