４０３話 解氷 ページ3
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外には光が差し込んでいて、もう朝が近いのだと知らせてきた
光を捉えた綺麗な赤眼が、真っ直ぐこちらを見つめてくる
添えられた手は温かく、全てを溶かしてしまいそうなぐらいだった
あ) …そんな真っ直ぐ言われると、照れる…
白) 分かっててやってるのを知っている癖に。
いい加減馴れないか
さっきまで震えていた私を、言葉と行動でここまで和らげてしまうんだ、白竜という男は。
そうやって落ち着かせてくれるから…
xx20の時、彼を１度失い、２度目も失いかけたあの時
あの時の恐怖と比べたら、さっきオレンジローブとのやり取りなんて可愛いものだとすら感じた
私達は、住む時間も世界も違って会う機会も少ない。
その上、今なんて、死と隣り合わせの空間で生きている
いつお互いが、どうなるかなんて、何の保証もない。
だからこそ、この一瞬、この瞬間を、
彼と大事にしたい
あ) 白竜
……まだ寝たくないな
この状況、誰が聞いてもそうにしか捉えられない言葉と表情で誘いながら
絶対に離してやらないと、首に両手をまわす
白) ……いいのか、A
手加減が出来ないかもしれない
あ) …それでいいの
私が大事にしたいと思った気持ちを、白竜と共有したい。
………………だめ？
彼は顔を赤くしながら、私の背中に手をまわし
ゆっくりとベッドに寝かせる
白) 「………だめ？」は卑怯だろう…………
…駄目なわけがあるか。
俺も同じだ
お前が感じた事も、俺が感じた事も
全部共有したい
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kibu(プロフ) - 痛すぎて笑える子さん» 見て頂きありがとうございます！表紙もお褒め頂き嬉しいです。主目線で白竜はとことん美しい人だといいな〜と思って居ます。引き続きどうぞよろしくお願い致します！ (2023年1月23日 0時) (
レス) id: d2301c5d12 (このIDを非表示/違反報告)
痛すぎて笑える子(プロフ) - 更新と続編ありがとうございます!!最後までお供します!!新しい表紙も素敵です。白竜はこんなにも美しい人だった (2023年1月22日 23時) (レス) id: 12f7a4a974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kibu | 作成日時：2023年1月22日 21時
