２１１話 夜に備える支度 ページ11
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エ) ……とりあえず、暖房器具を持ってくる
酷い寒さだ、このままじゃ気温でやられちまう
白) ありがとうございます。
俺も手伝いを…
エ) いや、大丈夫だ
Aの傍にいてやってくれ
白) …はい、わかりました。しっかり見ています。
疲れているのに、すみません。暖房器具はよろしくお願いします。
エ) おう
シ) …今日は、ここから動けないね。
きっと、他のメンバーもそうかもしれない
ちょうど体育館だし、ここで朝まで休もう。
土門さんはこのまま体育館にいさせてあげたいけれど…
正直、ここまで刺されてしまうと、体液が漏れた時に他の人間にも被害があるかもしれない。
僕が裏口の方まで運んでおくよ
一) 土門を、外に出すのか……？
シ) ………すみません。そうです。
…僕としても、辛いのですが
一) …………いいや、悪い。そうだな。
ごめん、邪魔しちゃって
俺も手伝おうか？
シ) いえ、一之瀬さんは怪我をしているから、大丈夫です。
僕一人で抱えられると思います。
それに万が一毒が漏れたら大変だから…。
そう考えても僕が適任なので
シュウはブランケットに包まれた土門を抱え、体育館の裏口に向かった
一) ……そうだ、体育館にたしか広い給湯室がある
簡単な食糧と、飲み物をもってくるよ
白) いや‥‥！まだ右肩が塞がっていない‥‥
ゆっくり休んでください
一) ……いや！これぐらいなら、大丈夫
それに、少し動いて気を紛らわしたいんだ。ダメかな？
白) ……そうですね。わかりました。
でも無理しないでください。万が一何かあったら、駆けつけます
一) うん、ありがとう
それぞれが夜に備える為その場から離れた
広い体育館の中心に、白竜とAが残っている
白) A…
よく考えたら、xx20の時も、Aが血を流す姿をあまり見なかった
というのも、Aの傷付く姿を見たくなかったから、
自分が意図的に身体を張って守っていたような気がする。
だからこそ、血を流し、憔悴しきった姿を見たのは初めてだった
自分が傷付くよりも、何十倍も何百倍も、胸が痛んだ
あ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん
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kibu(プロフ) - ありがとうさん» 読んで頂きありがとうございます！お待たせしてしまい申し訳ございません…！最後まで書ききりますので、是非お付き合い頂けたらと思います！ (2021年9月28日 9時) (
レス) id: 08a56bf5fc (このIDを非表示/違反報告)
ありがとう - ずっとお待ちしておりました、、、 帰ってきてくれて嬉しいです！イナズマ黄金期の作品をもう一度楽しめるなんて… (2021年9月28日 4時) (レス) @page12 id: 9a53dfaad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶの | 作成日時：2021年9月23日 23時
