５４６話 透明な容器 ページ46
.
円) 会いたく無い理由に、血溜まりの意味…
…SARU、もしかしてケガでもしてるのか？
不) どうだろうな、少なくとも俺達は奴にダメージを与えてないはずだぜ。
バダップやエスカバ、Aからも戦ったなんて話はきいてねえし…
…あいつ自身の血じゃない可能性もあるな
メンバーが話していると、少し離れた所で調べ物をしていた
涼野から叫び声が上がった
驚き、彼の方を振り向くと
涼野は地面に座り落ち、何かを見て驚愕している様子だ
基) ！！！？どうしたの風介、
涼) ……ッ、すまない……少し気が動転してしまった…
見てくれ、これを……
彼が指を刺しているのは、一人暮らし用の小さな冷蔵庫だった
これは他の小部屋にもあった為、この学校の備品なのだろう。
その中には、透明な大きい容器が、ただ一つだけ格納されていた。
容器には、透明な液体と、謎の物体が複数入っている
不) なんだよそれ、それがどうかしたのか？
涼) ……近くで見てみるといい、私と同じ反応になるだろうね。
不) はあ？そんな大袈裟な事になるかよ
どれ………
その容器の中身は、冷蔵庫の中のままだと見にくかった為
外に取り出す事にした
全員に見えるよう、不動がその容器を作業机に置き
上に被さっていた蓋を外す
そこには、大量の人の肉が入っていた
肉は丁寧に血抜きがされているようで、断面がよく見える
不) ………ッうっわ……！！！！！！？？？？？？なんだこれ……！！？？？
涼) それ見ろ。そうなるだろう…。
こんなの、獣や家畜の肉じゃないのは間違いない。人のものだろうね
それも、容器いっぱいに。
…恐ろしい事に、全部同じような、丸みを帯びた形だ。
意図的に保管してるんだろうね。気色が悪い……
全員が動揺している中、
鬼道は、この肉に、謎の違和感を覚えた。
どこかで見た事がある
確か……。サソリの事件の、翌日の早朝だ
しかしそれが何かを認識した瞬間
背筋に冷たい物が走った
鬼) …………。
ディッシャーで、くり抜かれたような形だ……。
これは、まさか…………
……今まで殺されたメンバーの、首の後ろの肉か………？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しろう - SARUが先生だった！？急展開で面白いです…。続きどうなるんだろ！ (9月8日 23時) (
レス) id: 7919275eed (このIDを非表示/違反報告)
kibu(プロフ) - しろうさん» しろうさんありがとうございます！今後ともよろしくお願い致します。 (8月26日 21時) (レス) id: d2301c5d12 (このIDを非表示/違反報告)
しろう - ごめんなさい！打ち間違えました。応援してます！ (8月26日 12時) (レス) id: 7919275eed (このIDを非表示/違反報告)
しろう - 面白いです。最初からずっと応援してマッスル (8月26日 12時) (レス) id: 7919275eed (このIDを非表示/違反報告)
ぶの(プロフ) - ちぅるさん» ありがとうございます！読んで頂き嬉しい限りです。引き続きあたたかい目で見て頂けますと幸いです！！ (7月11日 18時) (レス) id: 2437c8d70a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぶの | 作成日時：2023年6月9日 17時
