５４２話 居た形跡 ページ42
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涼) いや……椅子の座面がやけに温かいんだ
……直前まで、誰か居たかもしれない
不) 誰か居たぁ？？
おいおい、直前まで「出入り口は1つ」って話をしたばっかだろ
誰かが出入りしてる姿なんて見てないぜ
この場にいる全員が、自分たち以外の人影を見ていなかった
今は冬、椅子から人が離れればすぐに温もりなんて消えてしまうだろう
それでもこの椅子が温かい。という事は
涼) …………………
今、この第二校舎には。誰か、隠れている…？
自分達が来た事を察して、咄嗟に隠れた可能性が高い。
出入りを見ていないなら、尚更その説が有力だろう
…真犯人である、SARUが居たのだろうか？
でも、そうであるのなら、何故隠れる必要があるんだろうか
SARUはあの晩、圧倒的な力を自分たちに見せ付けた
その力は見ただけでわかるものだった
「敵わない相手だ」と
SARU自身も、いつでも皆殺しに出来る。と言っていた程だ
自分達では彼の足元にも及ばないはず
だから、隠れる必要がないのだ。
それにもし、ここにSARUがいるのだとしたら
大事な拠点をみすみす敵に明け渡す事なんてしないだろう
隠れるのではなく、追い払うぐらいの方が自然だ。
基) どっちにしろ、このまま放置しておくわけにもいかないね
手分けして誰か居ないか探そう。
単独行動は避けてね。
…一応、出入り口から逃げられたらわかるように
ちょっとしたトラップでも仕掛けておこうか
基山は出入り口付近にスマートフォンを立てかけた
どこでそんなアプリを入れたのだろうか、
人の気配があるとアラームが鳴る仕組みになっているようだ。
涼) よし、じゃあ行こう
30分ぐらいしても見つからないようなら、捜索中止。
この作業場みたいな所に戻ってきて、
機械の調べ物を始めようか
ーーーーーーーーーーーーーー
第二校舎の地下は、複数の小さな部屋で構成されていた
元々、佩凛の現第二校舎はそれぞれの部活動の小部屋が複数あるような場所だ
そう考えたら、この構成は自然だと考えられる。
地下にある各小部屋の扉の入口には、誰かの名前が書いてあった
全員、別の名前だ。中には外国人らしき名前も書いてある
豪) …扉にはそれぞれ名前がついてるな
何だろう？これは
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しろう - SARUが先生だった！？急展開で面白いです…。続きどうなるんだろ！ (9月8日 23時) (
レス) id: 7919275eed (このIDを非表示/違反報告)
kibu(プロフ) - しろうさん» しろうさんありがとうございます！今後ともよろしくお願い致します。 (8月26日 21時) (レス) id: d2301c5d12 (このIDを非表示/違反報告)
しろう - ごめんなさい！打ち間違えました。応援してます！ (8月26日 12時) (レス) id: 7919275eed (このIDを非表示/違反報告)
しろう - 面白いです。最初からずっと応援してマッスル (8月26日 12時) (レス) id: 7919275eed (このIDを非表示/違反報告)
ぶの(プロフ) - ちぅるさん» ありがとうございます！読んで頂き嬉しい限りです。引き続きあたたかい目で見て頂けますと幸いです！！ (7月11日 18時) (レス) id: 2437c8d70a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶの | 作成日時：2023年6月9日 17時
