５３０話 眩耀 ページ30
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何一つ勝てていないなんて、全くそんな事はない。
むしろ私の方が、彼の成長に焦っているまであるというのに
…純粋な力に関しては彼の方が十分にある
私は非力な部分を経験とテクニックでカバーしているから、そう見えているだけだ。
彼は地頭も賢い。
学んだ事はすぐに覚えるし、それを応用する事も出来る。
…きっと今の自分に納得がいっていないのだろう
だから出た言葉なんだという事はわかる
その姿を見ると、本当に素直だな、と感じる
自分の得意な事は最大限活かし、
自分の出来ない事は認め、学ぼうとする。
それは誰もが出来る事じゃない
天から与えられたギフトと呼んでもいいだろう
彼と出会ったばかりの時、
正直ではなかった自分を変えたのは、彼のその真っ直ぐな心だった
白竜のそういう素直さに、私は……
あ) あぁ…………
やっぱり私、白竜の事好きだなあ………
白) …何だ、急に
何の脈略もないな。
あ) 私の中ではあるの。
…白竜。
向上心がある事はとても良い事だけど
あまり自分を卑下しないでね
「何一つ勝てていない」なんて事は絶対に無い。
もしそうなら、私はあなたを選んで無い
それに私、自分より能力の低い人間とは付き合わないし
白) ……っはは！そうなのか
にしても…そうならば
お前のパートナーになる条件は、中々のハードルの高さだな
あ) いいじゃん、クリアしてるんだから。
ほら、行こう！そんなに時間が無いからね
冬で、雪もちらついているというのに
雲の合間から差すわずかな陽の光が
彼女に招かれるようにこちらを覗いていた
自身の手を引きながら、Aはこちらを見て笑う
白) …ふ。
本当にお前は、
いつでも眩しく光り輝いているな
あ) ん？なにかいった？
白) いいや。何でも無い
行こう
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繁華街には、大きな道路が通っており、商業施設もたくさん立ち並んでる
本来であれば賑わっている場所だ。
以前緑川さんが、街頭テレビで犯人の声明を聞いたのは、この大通りの一角だ
あ) ここはやっぱり、比較的あいつらが多いね
だとしてもずいぶん減ってるし、勢いも全くないけど
白) そうだな。
少なくとも、俺たちを見かけ次第、殺しに来るやつはいなくなった
というより…
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しろう - SARUが先生だった！？急展開で面白いです…。続きどうなるんだろ！ (9月8日 23時) (
レス) id: 7919275eed (このIDを非表示/違反報告)
kibu(プロフ) - しろうさん» しろうさんありがとうございます！今後ともよろしくお願い致します。 (8月26日 21時) (レス) id: d2301c5d12 (このIDを非表示/違反報告)
しろう - ごめんなさい！打ち間違えました。応援してます！ (8月26日 12時) (レス) id: 7919275eed (このIDを非表示/違反報告)
しろう - 面白いです。最初からずっと応援してマッスル (8月26日 12時) (レス) id: 7919275eed (このIDを非表示/違反報告)
ぶの(プロフ) - ちぅるさん» ありがとうございます！読んで頂き嬉しい限りです。引き続きあたたかい目で見て頂けますと幸いです！！ (7月11日 18時) (レス) id: 2437c8d70a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶの | 作成日時：2023年6月9日 17時
