５２７話 女性の声の主 ページ27
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カ)『そりゃ誰かわからないよね、
君たちはオレを男だと思っているし。見た目じゃわからない
それにオレとヒビキ大元帥は、存在自体が秘匿情報みたいなものだったから
存在がバレる事がほぼ無い
そもそも、円堂守蘇生プロジェクト自体が一部の人間しか知らなかったしね。』
『オレは献身的にひいじいちゃんの蘇生実験に貢献したおかげで
ヒビキ大元帥の信頼を得た
だから、デッドエンドゲームの内容も、ある程度聞かされていたんだよ
もちろんそれは、ヒビキ大元帥の最終目標である「バダップを殺す事」に
オレを参加させる為の情報の一つとしてね』
『ただし、これは秘匿中の秘匿。外部に漏らすなんてもってのほかだった
だから、君たちやxx20のメンバーに
どう情報を落とそうかと悩んでいたんだけど…
あの時、エスカバは昇進のために総指令室にいた。
さらに、昇進式にはヒビキ大元帥の存在が必要不可欠だ
そして君はその総指令室で、運良く、xx20に参加している娘と通話をしている
…この手を逃したらチャンスは無いと思ったんだ
当時エスカバはちゃんと通話終了ボタンを押していたよ？
オレが、通話に細工をして、繋げたままになるようにしただけだ。
その後は、ヒビキ大元帥を
さりげな〜く通話の聞こえるギリギリの範囲まで誘導して
会話させるように吹っかけるだけ。
見事に引っかかってくれて大助かりだったよ！』
カノンはにこやかに笑ってみせるが、
その裏には壮絶な経緯があったのを2人は知っている
あのヒビキ大元帥の信頼を得るのはとんでもなく難しい。
その信頼は、長年与えられた痛みと、憎しみと、涙を堪えた先に勝ち取った物だろう。
彼は、俺たちの為にずっと貢献してくれていた
あの情報がなければ、本当に手詰まりだったのだ
xx20に伝える為にずっと気を張っていてくれた
だからこそ、そのおかげで、
その一瞬の隙をついて、情報を落とす事に成功した。
彼の見えない努力が、深く考えずとも伝わってくる
バ)…カノン、
君と言うやつは、本当に…
カ)『やだな！しんみりさせる意味で言ったわけじゃ無いよ！？
ただ、オレの努力も少しは褒めて欲しいな。って事
君たちの命を救ったと言っても良い出来事だったでしょ？
…まあ今回は…1人殺してる立場だから何も言えないけど……』
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しろう - SARUが先生だった！？急展開で面白いです…。続きどうなるんだろ！ (9月8日 23時) (
レス) id: 7919275eed (このIDを非表示/違反報告)
kibu(プロフ) - しろうさん» しろうさんありがとうございます！今後ともよろしくお願い致します。 (8月26日 21時) (レス) id: d2301c5d12 (このIDを非表示/違反報告)
しろう - ごめんなさい！打ち間違えました。応援してます！ (8月26日 12時) (レス) id: 7919275eed (このIDを非表示/違反報告)
しろう - 面白いです。最初からずっと応援してマッスル (8月26日 12時) (レス) id: 7919275eed (このIDを非表示/違反報告)
ぶの(プロフ) - ちぅるさん» ありがとうございます！読んで頂き嬉しい限りです。引き続きあたたかい目で見て頂けますと幸いです！！ (7月11日 18時) (レス) id: 2437c8d70a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶの | 作成日時：2023年6月9日 17時
