【JM】my sweetie.

４３． ページ42

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◇◇◇◇◇◆◇



あれから、毎日のように私のマンションにジミンさんが来てくれるようになった。

言葉には言わなくても、彼のことを警戒して来てくれてるのはわかってる。

私もまだ少し怖いから、凄くありがたい。


今日も仕事終わりに私の家に当然のように帰ってきて、

ご飯を食べて、

シャワーを浴びて、

ソファでくつろぐジミンさん。


洋服も、クローゼットに彼の区画が出来るくらい持ち込まれてるし、

歯ブラシやシャンプーなんかもいつの間にかジミンさん用のが私のものの隣に並んでる。


私もソファのジミンさんの隣座って、2人で映画を見る。

今日はジミンさんが大好きな映画で、もう何度か見てるものだけど、全然飽きない。


明日はお休みだから、今日は特別にお酒を飲むことにした。

テーブルの上にはソジュとちょっとしたおつまみ。

ユンギオッパに教えてもらったフィンガーフードは

ジミンさんも大学時代に作ってもらったことがあるらしく、お気に入りのものらしい。


2人でソファに座ると、もう自然と手を繋ぐことが普通になってて、

でもなんだか今日はいつもよりピッタリくっついてる気がする。


なんだか視線を感じて、チラッとジミンさんを見ると、

じっとこっちを見ていて、ちょっとびっくりする。


その視線は蜜を垂らしたように甘くて、幸せそうで、

口元がすこし緩んでて、私と目が合うと、ん？というように少しだけ眉を上げた。

その表情に、また胸がぎゅーっと締め付けられる。


『……じみんさん？』

「ん？なぁに？」

『…どうしたの？』

「……僕今すごく幸せ」

『え？』


「大好きな映画と、大好きなお酒と、大好きなおつまみと、



そしてAちゃんがいるから」


そう囁くジミンさん。



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