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「それで、ユンギヒョンがミン・Aチーム長をどうするか困ってたので、

僕が会社まで連れて帰ってきたんです」


あぁ、そうだ。

オッパの所には産まれたばかりの赤ちゃんがいて、今ちょうど夜泣きが激しい時期で、

オッパの奥さんのソナさんも、オッパもかなりバタバタしてるって聞いてたんだ。

電話かけて、迷惑かけちゃったな…

今度謝っておかなきゃ……


『あの…パク・ジミンさんにもご迷惑お掛けしてすみません。

もう大丈夫ですから、帰宅してください』


腕時計を見れば、もうかなり夜も深い時間になっている。

終電はないだろうから、タクシー代を渡そうと、

そばに転がっていたバッグから財布を取りだした。


「あの……」


そこで、パク・ジミンさんがおずおずと話しかけてきた。


「ミン・Aチーム長も帰るんですか?」

『……ええ』

「嘘ですよね?あんなクズ男と住んでた家に帰るんですか?」

『く、くずおとこ?』

「あの、こんなこと、失礼を承知ですが、

ミン・Aチーム長、今お辛いですよね?」

『……っ』


必死で耐えていた涙がこぼれ落ちそうになって、下唇を噛む。


「あの、お辛いなら泣いてください。

気持ちに嘘をつかないで」

『い、いえ、うそなんて。だいじょうぶです』

「嘘ですよね?」

『っ……!』


なんで、そっとしておいてくれないんだろう。

弱い自分が出てきそうで、でも彼に見せるわけに行かなくて、

でも涙を堪えきれなくて、どうしたらいいのかわからない。



「今日だけでいいので、僕に甘えてください」

『え?』

「今日だけ、ユンギヒョンの代わりにしていいので、甘えてください。

ほら、ちょうど身長も同じくらいですし」


なに、言ってるんだろ…

でもその優しい声に、傷ついた心が少しだけ癒されて、ポロリと涙がこぼれ落ちた。



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設定タグ:BTS , ジミン , JIMIN   
作品ジャンル:恋愛
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いなり(プロフ) - tyaiさん» すごくすごく返信が遅くなってしまってごめんなさい😭他の方のレスにも書いたんですが、Twitterの方で番外編を書いてます!今後こちらにもあげるかも知れませんがまだ未定ですので思い出した時にでも見に来ていただけたら嬉しいです🥲 (2022年11月16日 8時) (レス) id: dd77868689 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - yu5さん» すごくすごく返信が遅くなってしまってすみません😭Twitterの方で番外編をちょこちょこ書いています!溜まったらまたここに上げる、かもしれませんがまだ未定です🥲 (2022年11月16日 8時) (レス) id: dd77868689 (このIDを非表示/違反報告)
tyai - 急なコメント失礼します。本当に面白かったです!続編などは出ますでしょうか? (2022年11月3日 23時) (レス) id: 4eebb26101 (このIDを非表示/違反報告)
yu5(プロフ) - 続きがめっちゃ気になります😩💦 (2022年11月2日 9時) (レス) @page45 id: 45f8af9607 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いなり | 作成日時:2022年10月29日 7時

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