【JM】my sweetie.

２． ページ2

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僕たちが見ているのがわかったのか、チーム長がちらりとこちらを見た。


隣の女も僕もすぐに自分のパソコンに目を戻す。

流れ弾は勘弁……


僕たちのチーム長は、会社史上最年少でしかも女性でチーム長になった、ミン・Aチーム長。

背が高かったりガタイが良かったりする訳でも無いのに、

シャキッと伸びた背筋と高いヒール、シワひとつないスーツ、

そしてキツめの化粧と少し低めのハキハキした声が組み合わさるととてつもない威圧感だ。


自分にも他人にも厳しいと会社でも有名な彼女は、鬼のチーム長ニムと呼ばれている。


『パク・ジミンさん』

「…はい」


呼ばれてしまった…

最近怒られるようなミスはしてないはずだから、これはたぶん…


『このプロジェクトの設計・開発工程のリーダーと進捗管理をお願いします』

「はい」


やっぱり…ハンシムの仕事が僕に回ってきてしまった。


まぁ最近1つプロジェクトが完了して手が空いてきた頃だったからちょうどいい。


『週に1、2回ほど進捗を報告してください。

また何か不明点があれば私に声をかけてください。

以上です。席へ戻って構いません』

「分かりました。失礼します」


やれやれ、しばらく忙しかったから少しは楽できると思ったけど僕の繁忙期はまだまだ続くみたいだな…



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