検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:209,497 hit

7. ページ7

.



「…ユンギヒョン」

「ん?」

「僕で良かったら、妹さん預かります」

「え?」

「あの、えっと、お困りでしょうし…

あ!誓って下心がある訳じゃ」


あるけど…


「手を出したりしませんよ!」


たぶん…


「んー、そうだな、ジミンなら大丈夫か」


まじか!?


「その代わりお前ん家はダメ。

こいつんちも心配だし…その辺のホテル…はちょっとな…んー」

「…会社に連れて帰りますよ。仮眠室あるし」

「…会社?」

「すみません、実は妹さんの部下なんです。僕」

「…まじか、それは…見られたくなかっただろうな、A」

「ですよね…でもちゃんとフォロー入れときます」

「ん、頼むわ」


そんなこんなでテヒョンに声をかけたあとチーム長ニムを抱えて店を出る。

ユンギヒョンが俺らの分までお金払ってくれて、テヒョンがすごくペコペコしてた。

かと思ったらユンギヒョンにしなだれかかってウザ絡みしてた。

ほんとにお酒飲んでないよね?


とりあえずユンギヒョンに挨拶して、チーム長ニムを抱えてタクシーに乗り込む。

ここから会社までそこまで遠くないけど、流石に人1人抱えて移動するのは大変だ。


タクシーの中で僕によりかかってぐっすり眠るチーム長ニム。


少し赤くなった目元と鼻が可愛くて、思わず指で撫でて見る。

ムニムニ動く口がたまらなくて、思わずキスしたくなったけど、さすがに我慢…


これほんとにあの鬼のチーム長ニムなの?

そっと頭を撫でて見ると、口元がまたムニっとうごいて、弧を描いた。


『おっぱ……』


また胸がぎゅっとなった。

なんでこんなにギャップあるんだろ。

実の兄のユンギヒョンに見せてたこっちが素なのかな。


僕にも、もっと見せて欲しいな。

きゅんきゅんと鳴る胸に、この気持ちを自覚せざるを得なくて。


思ったよりも小さなその手をそっと握って、僕は決意した。


絶対に、僕のものにする。



.

6.→←6.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (284 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
466人がお気に入り
設定タグ:BTS , ジミン , JIMIN   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

いなり(プロフ) - tyaiさん» すごくすごく返信が遅くなってしまってごめんなさい😭他の方のレスにも書いたんですが、Twitterの方で番外編を書いてます!今後こちらにもあげるかも知れませんがまだ未定ですので思い出した時にでも見に来ていただけたら嬉しいです🥲 (2022年11月16日 8時) (レス) id: dd77868689 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - yu5さん» すごくすごく返信が遅くなってしまってすみません😭Twitterの方で番外編をちょこちょこ書いています!溜まったらまたここに上げる、かもしれませんがまだ未定です🥲 (2022年11月16日 8時) (レス) id: dd77868689 (このIDを非表示/違反報告)
tyai - 急なコメント失礼します。本当に面白かったです!続編などは出ますでしょうか? (2022年11月3日 23時) (レス) id: 4eebb26101 (このIDを非表示/違反報告)
yu5(プロフ) - 続きがめっちゃ気になります😩💦 (2022年11月2日 9時) (レス) @page45 id: 45f8af9607 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いなり | 作成日時:2022年10月29日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。