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◇◇◇◇◇◆◇
「ヤーッ!A!おっきくなったなぁ!」
『ソクジニオッパ、親戚のおじちゃんみたい』
「なんだと!ヤーッ!こんなイケメンを前にして!
もっと言うことあるでしょ?お?
キャー!ソクジニオッパかっこいい!キャーっ!って!」
「ヒョン、うるさい」
1時間も経たないうちに私のマンションへやってきたソクジニオッパ。
この騒がしさ、懐かしい。
「ジニヒョン!ひさしぶり!」
「お、ヤー、ジミナ。元気だったか?
というかお前Aと知り合いだったの?」
「Aちゃんの会社の部下なんです!」
「へー!世間は狭いな」
そう言いつつジミンさんの肩をバンバン叩くソクジニオッパ。
あ、やめて、ジミンさんの背が縮んじゃう。
「ヒョン、そんなことよりAのことなんだけど」
冷静に話しかけるユンギオッパ。
やっとソクジニオッパがちょっと落ち着いた。
「お、そうだ。僕なんで呼ばれたの?」
『……あの、じつは』
かくかくしかじか…と、婚約者との話をソクジニオッパに最初から説明していく。
どんどん顔が険しくなっていくソクジニオッパだったけど、
私が最後まで話し終えると、眉をハの字にして、
悲しそうに私の頭を優しく撫でてくれた。
「辛かったね、A」
『…っ、だいじょうぶだよ』
ジミンさんが私の隣にそっと寄り添って、ぎゅっと抱きしめてくれた。
頭を撫でてたソクジニオッパの手をポイッと退けて、
可愛らしいおててで代わりに頭を撫でてくれる。
「え?ジミナ?…………あ、そういう?」
「いや、たぶんまだ」
「え?……ユンギ後で詳しく教えてね」
ボソボソとユンギオッパとソクジニオッパが喋ってたけど、
そんなことよりジミンさんに包み込まれて、金曜の夜に抱きしめられた時にも感じた、
ジミンさんの甘めな香水の匂いに包まれて、また胸が騒がしくなってくる。
「やー、ジミナその辺にしとけ。
作戦会議するぞ」
ユンギオッパの声掛けで、そっと離れたジミンさん。でも手は繋がれている。
「A、オッパにまかせて!
たっっっぷり慰謝料ふんだくってやろう!」
そういってちょっと悪い笑顔を見せるソクジニオッパ。
ユンギオッパとジミンさんも、イジワルな顔で笑ってる。
なんで皆こんなに楽しそうなの??
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いなり(プロフ) - tyaiさん» すごくすごく返信が遅くなってしまってごめんなさい😭他の方のレスにも書いたんですが、Twitterの方で番外編を書いてます!今後こちらにもあげるかも知れませんがまだ未定ですので思い出した時にでも見に来ていただけたら嬉しいです🥲 (2022年11月16日 8時) (レス) id: dd77868689 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - yu5さん» すごくすごく返信が遅くなってしまってすみません😭Twitterの方で番外編をちょこちょこ書いています!溜まったらまたここに上げる、かもしれませんがまだ未定です🥲 (2022年11月16日 8時) (レス) id: dd77868689 (このIDを非表示/違反報告)
tyai - 急なコメント失礼します。本当に面白かったです!続編などは出ますでしょうか? (2022年11月3日 23時) (レス) id: 4eebb26101 (このIDを非表示/違反報告)
yu5(プロフ) - 続きがめっちゃ気になります😩💦 (2022年11月2日 9時) (レス) @page45 id: 45f8af9607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いなり | 作成日時:2022年10月29日 7時