No.11ヒーロー物語 ページ12
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それから数日後、オレ達は晴れて合格した。実はあの巨大なロボットを倒したのが正解だったらしい。あの時、人を助けたおかげで+60点をくれた。
おまけに助けた人も40ポイントもらえるらしい。少し安心した。友人という関係ではないけれど、少し話せる相手が合格をしたから今回の学校生活は充実しそうだ。
今日は、登校日なのだ。久しぶりに早起きをして支度をし、玄関がある表本丸に行く。
表本丸に現世と繋がる出陣用とは別のゲートがあるからだ。
燭台切「厚君、Aちゃんはい、お弁当。」
「ありがとな。」
厚「ありがとな!いつも朝早くからわざわざ…。」
いえいえと微笑みながらお弁当をくれる燭台切。
そこに初期刀の歌仙が入ってくる。朝早いと言うのにも関わらず身支度も整えてオレ達を見送る。
歌仙「呉々も問題を起こさなようにね。特にAは雅に振舞ってくれ。女子なのだから。」
「歌仙、オレは754年生きていて今更としか思わないんだが…。大体信長公などの大名がオレを戦場に扱っていたんだぜ?」
厚「だけど、スカートの時は膝はちゃんと閉めてくれ…。男がお前をめっちゃ見てる。」
歌仙「は?A…お前は…」
「厚いらないこと言わないでくれ!!じゃ、いってくる!!」
厚「あ、ちょっ!!」
オレは歌仙から逃げるように玄関の扉を現世に繋げて、出ていった。
歌仙「厚、Aの事を頼むよ。あの子は雅ってことを知らない。
そして、女という自覚が全くない。」
厚「分かった。じゃ、行ってくるぜ!!」
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厚「晴れて合格したけど、オレ達は同じクラスなんだな。双子だから違うのかと思ったぜ。」
「そうだな。オレもはじめはびっくりしたよ。政府が気を使って揃えたのかもな。もし遡行軍が来てもオレ達が倒せるようにするために。」
厚「そうだな。オレ達の個性は刀剣だろ?刀が出せるんだったら顕現も出来るようにしたいなぁ…。」
「オレ達は霊力をまだ上手く扱えない。霊力を削るだけで、寿命が短くなる。今から大将に教わらねぇとなぁ…。」
俺たち刀剣男士は元は刀の付喪神だ。つまり、神。
だから元々霊力も神力も審神者に比べれば異常なくらいある。
だが、正式な神ではなオレ達は霊力を使う事は滅多にない。
強いていえば、近侍の時に他の刀剣を手入れする時と刀装を作る時しか霊力を使うことは無い。
刀を鍛刀する時は大将がいないと顕現できないし、何よりもオレ達が顕現すればオレ達が主になってしまう。
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虹16(プロフ) - 神居さん» 了解です(。ゝω・。)ゞ (2018年8月21日 21時) (レス) id: fcb9d85736 (このIDを非表示/違反報告)
神居(プロフ) - 虹16さん» あの、ぜひ石切ぱっぱと伽羅ちゃんたちとも絡ませて下さい……! (2018年8月20日 10時) (レス) id: 483d5ecd7e (このIDを非表示/違反報告)
虹16(プロフ) - 桃兎さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2018年8月8日 20時) (レス) id: fcb9d85736 (このIDを非表示/違反報告)
桃兎(プロフ) - 薬研がかぁいすぎてしんどいです!!更新楽しみに待ってます!! (2018年8月8日 17時) (レス) id: 050cf08f0a (このIDを非表示/違反報告)
虹16(プロフ) - 瑠璃さん» コメントありがとうございます!分かりました!私も轟くんと鶴丸と三日月が好きなので絡ませますね!そして心配まで...ありがとうございます(´˘`*) (2018年7月26日 22時) (レス) id: fcb9d85736 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:虹16 | 作成日時:2018年7月16日 15時