【イナGO】囚人と暗殺者ー５ー (ページ43)

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２４３STORY ページ43

～浜野サイド～

目が覚めた途端、見慣れた天井が視界に入った。そこはアジトの中。

俺の寝室だ。

浜野「あ……れ？」

神童「！！浜野、大丈夫か！？」

貴方「しっかりして！！」

神童……A……。

どうして俺は寝ているんだ？さっきまで、四人で出かけていて……

そしたら白い化け物が現れて、逃げ回って、それで……？

浜野「俺、どうしちゃったの？」

前後の記憶が全くないことに不安を覚え、ついAたちに訊ねてしまった。

おかしな質問だよな……。

貴方「海士……あのね……あなたは超能力者だったの」

………は？

俺がなんだって？

超能力者？そんなはずは……。

浜野「ちゅーか、冗談はよせって」

神童「冗談なんかじゃないさ。

お前が超能力で、化け物たちを撃退してくれたんだ……」

二人とも、なんだか沈んだ雰囲気だ。

俺のせい？ ……だとしたら。

覇気を妨げる者として、この組織にいることはもう許されないかもしれな…………

ッ！！いやいや、そんなの大げさすぎ。

だいたい、俺が超能力者って……絶対になにかの間違いだ。

浜野「二人とも、演技派なんだなあ！！ちゅーか、俺に皆帆みたいな超能力は使えないよ！！」

わざと明るく振る舞いながら、何気なく近くのコップを浮かせようと手をかざしたときだった。

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・

浜野「え……！？」

なんとかざした手のひらが淡く輝き、コップが宙に浮かび上がったのだ。

浜野「な、なん、で……！？」

驚いて手を引っ込めると、コップはテーブルの上に落下して転がった。

幸い、割れてはいないみたいだ。

でも………でも！！！！

浜野「嘘だろ！？俺、人体実験なんて受けてないし、そんな、そんなわけが……！！！」

貴方「海士！！お願い、落ち着いて」

浜野「A……どうして、俺……こんなことになっちゃったの？」

貴方「海士……」

Aが心配そうに俺を見る。

ああ……俺、迷惑かけちゃってる。

ちゅーか、これって急展開すぎるっしょ……

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ごめんなさいm(_ _)m

あ、でも決して更新停止はしないので！