【イナGO】Survival (ページ32)

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３２survival ページ32

～天馬サイド～

俺は部屋で荷物をまとめていた。

なぜって……

ここを出て行くためだ。

提案者は剣城だった。

～～

俺が自室へと戻ろうとしたとき、A先輩が車田先輩の部屋に入っていくのを見かけた。

気になったので俺も先輩の部屋に入った。すると、後から剣城も来た。

俺は車田先輩にこれといって用があったわけじゃないけど、剣城は違った。

なんと剣城は、信助が怪しいと言い出したのだ。

信じられなかったけど、どういうわけか反論する気にもなれなかった。

だって、信助が無実だという保証はどこにもない。みんな怪しい。みんな殺人者の可能性がある。

どうしてこうなってしまったのか。

さらに剣城は、車田先輩に逃げるよう促した。

そう、天城先輩や三国先輩が死んで、さらには南沢先輩の一件で霧野先輩とは気まずいまま。

車田先輩はやや孤立状態にある。

だから剣城は……。

剣城『俺たちもここを出て行かないか？』

車田先輩はもう出発した。一人でも大丈夫だからと言って。

そして俺は、今から剣城と出て行く。

A先輩は黙っていると約束してくれた。

ありがとうございます、A先輩。

そして、すみません………。

天馬「お待たせ、剣城」

剣城「天馬……いいのか？無理しなくてもいいんだぞ」

天馬「してないさ！俺……やっぱり、『国王』が決まるまではここにいたくないから……」

剣城「……そうか」

俺は前王を恨んだ。

なんて遺言を遺していくんだ。

そのせいでみんなは……。

このときの俺は、まだ序盤に過ぎないことをわかっていなかった。

欲望が仲間を悪魔に変える。

武器を手にして

今まさに始まる、殺し合い

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『南沢さんが犯人じゃなかったら……ちゃんとあの人に謝るよ。疑ってすみませんでしたって……』

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あの言葉、もしかしたら嘘かも

＿＿＿＿最後に生き残るのは誰だ？

【残り１３名】