【イナGO】Survival (ページ13)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:13,569 hit

１３survival ページ13

～青山サイド～

天城さんが殺されたことに関して、結局なんの手掛かりも得られないまま就寝の時間を迎えた。

せめて、使われた凶器とかがあればいいのに……。

怖くて、とてもじゃないけど安心して合宿所にいられない。

一乃「はあ……なんでこうなっちゃうんだろう……。せっかくホーリーロードで優勝したのに、先輩が……」

隣にいる一乃も、悲しそうに溜息を洩らした。

神童「今日はもう、外に出ない方がいい。あと念の為、窓の施錠をしっかりしといてくれ」

神童の言葉にみんなは賛成し、沈んだ様子で各々の個室に戻っていった。

俺も自分の部屋へ戻ろうとした。

そのとき、誰かに呼び止められた。

？？「青山先輩！！」

青山「ッ！？な、なんだよ影山……」

急に名前を呼ばれるから、びっくりした……。

それにしても、影山は真剣な眼差しだ。もしかして、なにか知っているのだろうか。

影山「青山先輩って、情報収集が上手いですよね？だから、お願いがあります」

青山「なんだ？」

すると影山は周りを見回し、声を潜めてこう言った。

影山「僕……実は、天城先輩が殺される瞬間を見ました。犯人まではわからなかったんですけど」

青山「え………」

影山「寝る直前に、井戸の前に来てくれませんか？詳しく話がしたいので……」

青山「わ、わかった」

影山は共に戦ってきた仲間だ。疑う理由なんてない。

増してや、影山は先輩の死のことで嘘をついたりしない。

だから………信じてた。

信じてた……のに。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

深刻なキャラ崩壊が発生します。残酷な描写があるかもしれません。

ご了承くださいm(_ _)m