【イナGO】Survival (ページ11)

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１１survival ページ11

～神童サイド～

悲鳴を聞きつけて廊下へ出ると、そこにはすでに車田さんと浜野たちがいた。

そして、天城さんの亡骸……。

嘘だろ…………？

なんで……なんでこんなことに！？

そこで思い浮かんだのが、最近話題になっている例の殺人鬼のことだった。

この近くで目撃されたのだという。もしかしたら、天城さんも殺人鬼に………。

でも、どうやって？

神童「あ………」

見ると、廊下の窓が開かれていた。

まるで「入ってください」と言わんばかりに。

やっぱり天城さんは……。ああもう、せめて監視カメラがあればよかったのに。

それに窓が開いていたからといって、必ずしも殺人鬼の仕業であるとは限らない。

つまり……雷門イレブンの中に犯人がいる可能性も否定できないということ。

仲間を疑うなんて、気が引けるんだけどな。状況が状況だし、仕方ない。

天馬「天城先輩……！？」

剣城「こんな……まさか」

後から来たみんなも、驚きを隠せないようだった。

貴方「なんで……優勝、したばっかりなのに！！！」

Aの悲痛な叫び。

ホントだよ……優勝したばかりなのに、こんなことになってしまうなんて。

仲間が殺された……この合宿所で。

霧野「…………」

霧野も悲しそうだ。無理もない。同じディフェンダーが死んでしまったのだから。

神童「霧野……しっかりしろよ」

霧野「………ああ、俺は大丈夫」

神童「そうか。ならよかった」

霧野「…………((ﾆﾔｯ」

霧野が嗤ったことに、この時俺は気づけなかったんだから……キャプテン失格だよ。

ちゃんと気づいていれば……

俺が、しっかり周りを見ていれば……！！