【イナダン】お互いの得意なものをプレイしてみよう

予習日　〜ダンボール組3〜 ページ22

海道ジンは悩んでいた。

彼らが本来やらなければならないのは、サッカーについての学習だが。
今、彼らはＬＢＸサッカーに熱中していて、サッカーのことなど覚えていない様に見えるからだ。
ジンを除いて。

彼だけは、ＬＢＸサッカーをやっていないのだ。

(★以下、ジンの心の声)

どうしようか。

教えてあげるべきなんだろうが。

みんな楽しそうだ。

ここで僕が割って入って、みんなのムードを壊しても大丈夫だろうか。

…年長の者は納得してくれると思うのだが、ヒロやランは…

とりあえずバン君に伝えよう。

……いや、待て。

バン君、夢中になっているぞ！？

…………ユウヤもアミも駄目か。

！？仙道！？君までっ………

なんということだ………

サッカーとは……

こんなにも恐ろしいものなのかっ……

駄目だ。

ここにいたら僕までおかしくなりそうだ。

ジン「バン君。今日はこれから、用事があるんだ。悪いけど、僕はこれで…」

バン「えっ、そうなのか。じゃあまた明日な。…ヒロ！続きをやろう！」

……………………………

ジンはそそくさに去って行った。

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