友だち ページ10
『今日はもう大丈夫！』
「親は？」
『親戚の家に行くって言ってたから、夕飯は適当に食べてってLINEきたから大丈夫(笑)』
「じゃあ、ファミレスでも行く？
俺、友だちと会う約束してんだけど悠も一緒に行こう！
決まり！」
『えっ！
いいよ、いいよ、大丈夫。
お友だちと楽しんできなよ。』
「いい奴らだから！
俺の友だちは悠の友だち。
仲良くなれるよ。大丈夫！」
そんな優しい笑顔で言われたら頷くしかできない。
この時、滉が紹介してくれたお友だちはサッカーチームのお友だち。
せいたくんとみよしくん。
2人とも優しくて、滉も楽しそうで、そんな雰囲気の中に入れてもらえたことが嬉しかった。
数年後、みよしくんに
「滉が友だち連れてくっていうから、男だと思ったら女の子だし、めっちゃ美人でかわいい子連れてくるし、あの時俺とせいたかなり焦ってたからね(笑)
滉、事前にちゃんと情報よこせよってマジ思ったからね(笑)」
今となっては笑い話だけどって教えてくれたんだ。
でも、滉のお陰でせいたくんとみよしくんていう大切なお友だちが出来たんだ。
ファミレスからの帰り道
「悠、送るよ！じゃあなーせいた、みよしー！」
2人と別れ並んで歩く。
『滉、今日はありがとう。』
「どういたしまして。また、ご飯行こうよ。みんなで。」
ふと、滉の顔を見ると、
今まで意識してなかったけど、滉のことを少し見上げてる。
『あれ、滉また背伸びた？』
「俺も成長期に入ったみたい。めっちゃ伸びてる。
悠が俺を見上げるっていう約束、もう果たせたみたい(笑)まだまだ見上げさせるから(笑)」
あっという間に家に到着し
『今日は楽しい時間をありがとー！
寒いから気をつけて帰ってね。』
「悠こそ暖かくして寝なよ(笑)
風邪引くなよ！じゃあね。」
滉が見えなくなるまで見送りたかった。
角を曲がる時、後ろを振り返って
まだいる私に驚いた顔をして
「早く家入りな。
本当に風邪ひくから！
また、学校でなー。」
この頃滉に対する感情の変化に
気づき始めた時期だったのかもしれない。
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ありさ(プロフ) - すみれさんはじめまして。作品読ませて頂きました！すごくほっこりできて一気に世界観に引きこまれました☺︎よろしければ続きのパスワードを教えていただきたいです。 (4月13日 19時) (
レス) @page50 id: 95980270be (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - とても素敵な作品をありがとうございます！続きを読みたいのでメッセージ送らせていただきました。 (2月21日 21時) (レス) @page50 id: d4b646e599 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - まる 。さん» メッセージを送らせて頂きました。ご確認お願いします。 (2月20日 21時) (レス) id: e1f9dffb10 (このIDを非表示/違反報告)
まる 。(プロフ) - はじめまして！コメント失礼いたします。とても楽しく読ませていただき、ぜひとも続きを読みたいため、よろしければパスワードお伺いしたいです。 (2月20日 16時) (レス) id: 12f8865480 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - Unaさん» メッセージを送らせていただきました。ご確認お願いします。 (2月18日 16時) (レス) id: e1f9dffb10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2023年2月10日 10時
