ポッケ ページ15
滉の待っている教室に行くと
滉は私を見て、
「終わった？もう大丈夫？
駿と一緒に帰る？」
『えっ⁈なんで！
滉と一緒に帰りたいから来たんだよ。』
「そっか。本当に一緒に帰るの俺で大丈夫？」
『大丈夫！問題なし(笑)』
私が笑うと、滉もつられるように笑って
「よし。じゃあ帰るか！」
外に出るともう暗くて、寒くて
今日に限って手袋忘れてきたんだよなー。
「悠、手袋ないの？」
『うん。今日に限って忘れちゃって。
今日、寒いねー。ちょっと行儀悪いけど
片方だけコートのポッケに手入れちゃおう(笑)』
「じゃあ片方手袋どうぞ。
でかいかもだけど。」
『いいよ、いいよ。大丈夫！
滉は明日入試なんだから！風邪引いたら困るよ！』
「大丈夫！俺もポッケに手いれるし(笑)
俺も悠に風邪ひかれたら困る。」
ハイって左手に手袋をしてくれる滉。
「悠。右手、ちょっと俺のポッケに入れてみてよ。」
『えっ！いいよ、大丈夫。』
「いいから、入れてみて！」
強引に右手を掴まれ滉のポッケに手を入れさせられる。
『えっ！あったかい(笑)。」
「でしょ。俺、朝のホッカイロをポッケに入れっぱなしだったわ(笑)これで2人ともあったかいっしょ。」
滉のポッケの中で手を繋いで帰った。
絶対、顔が赤い自信があったから見られないように
下を向いた。
外が暗くてよかった。
「暗いから家まで送ってく。悠、大丈夫って言おうと
してるでしょ。送ってくのは決定だから。
送ってくに対しての
悠の返事はありがとうだから(笑)」
『ありがとう(笑)』
2人で話してたら時間なんてあっという間だった。
私の家に到着し、滉のポッケから手をだす。
離れた手が寂しかったのは秘密。
『滉、ありがとう。』
「どういたしまして。
寒いから早く家入って。」
『滉、明日入試何時に終わる？
その後、練習行く？』
「チーム練はないけど、自主練行く予定だけど。
どうした？」
『明日、会えないかな。練習終わってからでいいから。』
「わかった。19時過ぎるかもしれないけど、
連絡するね。じゃあ、また明日な。」
『うん。滉、頑張ってね。』
「おー。ありがと！」
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ありさ(プロフ) - すみれさんはじめまして。作品読ませて頂きました！すごくほっこりできて一気に世界観に引きこまれました☺︎よろしければ続きのパスワードを教えていただきたいです。 (4月13日 19時) (
レス) @page50 id: 95980270be (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - とても素敵な作品をありがとうございます！続きを読みたいのでメッセージ送らせていただきました。 (2月21日 21時) (レス) @page50 id: d4b646e599 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - まる 。さん» メッセージを送らせて頂きました。ご確認お願いします。 (2月20日 21時) (レス) id: e1f9dffb10 (このIDを非表示/違反報告)
まる 。(プロフ) - はじめまして！コメント失礼いたします。とても楽しく読ませていただき、ぜひとも続きを読みたいため、よろしければパスワードお伺いしたいです。 (2月20日 16時) (レス) id: 12f8865480 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - Unaさん» メッセージを送らせていただきました。ご確認お願いします。 (2月18日 16時) (レス) id: e1f9dffb10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2023年2月10日 10時
