魔法の呪文 ページ11
受験前日の日。
もうやることはやったし、これでダメでも
後悔はない。最後の模試はB判定でまだ微妙だけど。
ここがダメでも、まだ他の高校の受験残ってるし
大丈夫って自分にいい聞かせる。
お風呂も入ったし、
明日の持ち物の準備もしたし、
滉からもらったお守りも入れた。
今日は早く寝ようかな。
ベッドに入ろうとしていたら、
滉からめずらしく着信が。
『もしもし、滉⁈』
「悠、急にゴメン！明日、試験だよね⁈
何時に家でる？」
『一応、余裕もって着きたいから
7時15分にはでようと思ってる。』
「お母さんとかと一緒に行くの⁈」
『行かないよー。
家の親は自分で決めたことは
応援はしてくれるけど
基本自分で頑張りなさいって
タイプだから(笑)』
「そっか(笑)
悠が頑張ってきたこと知ってるから。
大丈夫！自信もって！」
『ありがとう。
滉がくれたお守りも持って行くから。
いい報告できるようにがんばるね。』
「うん。待ってる。
おやすみ。」
滉の声に安心した。
大丈夫！
自分にいい聞かせて、眠りについた。
受験当日。
家をでると、「悠ー」
笑顔の滉が家の前にいた。
『えっ！滉⁈』
「駅まで一緒に行こうと思って。
やっぱり早く来てよかった。
悠、心配症だから15分より前に出るんじゃないかと
思って。
ちょっと早く来て正解だった(笑)」
駅まで10分くらいの道を並んで歩いた。
『何で来てくれたの？』
「いや、なんとなく、、、。
悠が俺に会いたがってるんじゃないかと
思ってさ。」
俯いて少し照れくさそうに話す滉。
『滉に会えて嬉しい。
滉の顔見たら不安な気持ちが吹き飛んだ。
絶対がんばるね。
いい報告できるようにするから。』
駅に着くと、私の頭に手をおいてポンポンと
撫でて
「悠ならできるよ！
大丈夫！いってらっしゃい。」
笑顔で見送ってくれた。
滉の笑顔と大丈夫って言葉は魔法の呪文みたいだ。
私を強くさせてくれる
魔法の呪文。
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ありさ(プロフ) - すみれさんはじめまして。作品読ませて頂きました！すごくほっこりできて一気に世界観に引きこまれました☺︎よろしければ続きのパスワードを教えていただきたいです。 (4月13日 19時) (
レス) @page50 id: 95980270be (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - とても素敵な作品をありがとうございます！続きを読みたいのでメッセージ送らせていただきました。 (2月21日 21時) (レス) @page50 id: d4b646e599 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - まる 。さん» メッセージを送らせて頂きました。ご確認お願いします。 (2月20日 21時) (レス) id: e1f9dffb10 (このIDを非表示/違反報告)
まる 。(プロフ) - はじめまして！コメント失礼いたします。とても楽しく読ませていただき、ぜひとも続きを読みたいため、よろしければパスワードお伺いしたいです。 (2月20日 16時) (レス) id: 12f8865480 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - Unaさん» メッセージを送らせていただきました。ご確認お願いします。 (2月18日 16時) (レス) id: e1f9dffb10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2023年2月10日 10時
