漆拾伍ノ型 ページ30
善「…って、炭治郎っ！聞いてるか！」
耳元で善逸の怒鳴り声が聞こえる
けれど、俺の頭の中にはあの言葉が何度も何度も再生して……
俺は虚空を見つめたまま、
炭「……白い彼岸花」
そう呟いた
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NOside
……上弦の陸が殺された
あの方は怒っている
……いや、呆れているのか
？「……愚かな…」
しんと静まり返る夜の中
男は自らの刀に手をかけた
弱い……
まだまだ弱い
男は一人、夜空を照らす月を見つめる
高く一つに結ばれた黒い髪が風で揺れる
私は今までに、、負けたことはない
長年この座を譲ったこともない
だが、一度だけ
私は追い詰められた
ーーー深紅の瞳から涙を流す少女ーーー
その女の右目は漆黒で…光を全て吸い込むように私をとらえた……髪の毛の毛先は紅く、、それ以外はまるで月のような白銀に輝く
私はそこで初めて恐怖を感じた
この女は……あの方とは違う何か
女『……あぁ、悲しい……貴方では彼は救えない…孤高の鬼よ…』
男『………お前は�牴燭性瓠�』
女『…白銀の華……何にも染まらない……私は、、約束を果たすだけ』
男は意味がわからなかった
だが、無意識にその口が開く
男『……師匠、』
男は自らの言葉に驚いた
そして目の前の女を見やる
すると女はただただ涙を流し、少し悲しそうに笑う
女『……彼は救いを求めている、、あとは未来の貴方に任せなさい…ーー。』
男『…っ⁉』
女が口にした誰かの名前
そこからは何とも言えない懐かしさと…今すぐに刀を交えたいと思う衝動
蘇るのは、真っ白く咲き誇った白い彼岸花の中にただ一人立つ…人であった私を育ててくれたであろう女
その姿は、、目の前に立つ女と等しい
そして頭で浮かぶ一つの言葉
ーーー古の呼吸、その真なるものを目覚めさせるなーーー
つまり…
男は刀を握る手に力を入れた
ーーーこの女を怒らせてはいけないーーー
男「…あれは、あの方とは違う……人間でもない古き鬼」
孤高の鬼と呼ばれた男は、静かに息を吸うと
埃を一つも立てることなく、、闇の中へと消えた
ーーー師匠！…師匠！ーーー
ーーー…ど、うか、、これを…ーーーー
ーーーこの技を未来へと繋げて、、ーーー
ーーーいいかしら？ーーー
「…これが始まりよ、ーー。」
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ビアンカ - とっても面白いです！できたら富岡さんを少し出していただけたら嬉しいです… (2020年7月9日 19時) (
レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - プラウスさん» コメントありがとうございます！すいません、他の方からのコメントでも無一郎君がいないことを教えて貰っていたのですが、やはり無一郎君を入れた方が良いでしょうか？であれば、書き直します！ (2019年10月21日 0時) (レス) id: b6281ca595 (このIDを非表示/違反報告)
プラウス - 無一郎君がいない (2019年10月19日 21時) (レス) id: 70d6052350 (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - 蝶華さん、お久しぶりです！本当に更新が遅くなってすいません！そろそろ第三章に行かなければなりませんね|ω･`) 夢主ちゃんが本気を出します！少し原作とは違い(しのぶさんとか)があるとは思いますが、これからもよろしくです！ (2019年10月1日 0時) (レス) id: b6281ca595 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華 - お久しぶりです！最近やっとイナビカリさんの作品が見られて本当に嬉しいです！遂に夢主ちゃんの過去も明らかになってこれからどうなっていくのかが凄く気になります？これからも頑張ってください！ (2019年9月30日 19時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イナビカリ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RibonHomupe
作成日時：2019年5月20日 22時
